10年先よりもこれからの10年を大切に生きたい

10年後の安心よりこの10年の幸せを大切に

ちょっと前にこんなブログをアップしました。

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この頃からこんなこと思っていたんだなと。今はそうなれば良いけど、別にそうじゃなくても良いかな?という感じです。住んでいる所とか形とかどうでもよくって、その時の生活のスタイルでできることができていれば良いなという感じです。

じゃ、できることって何?っていうと、「奥さんと楽しく暮らしたい。」ただ、それだけ。日々の暮らしの中で奥さんの作る美味しい食事を一緒に楽しんだり、楽しいおしゃべりをしたり、美味しいコーヒーを飲んだり、お出かけしたりとそんなことで充分幸せと思うようになりました。

以前は将来のお金に不安を感じていました。だから売上が減ったらものすごく怖くって、イライラして自分に怒ったりしていました。ある時奥さんから「車を買おうよ」と言われ、僕は「まだ乗れるんだし今の車を大切に乗って将来のお金を貯めることのほうが先決じゃない?」っていうと、
「私は10年先のことより、これから10年を楽しく暮らしたい」と言われたことがありました。この言葉は今でもはっきり覚えていて、衝撃を受けたことを思い出します。

そうなんです!まだわからない将来に不安を覚え、今を楽しめないくらいなら、今ある幸せを楽しみながら生きていく方が、きっと未来も幸せに生きていけるんじゃないかと気づきました。それから少しずつですが、考え方が変わって行ったように思います。

最低限の収入の時でも、貯蓄を切り崩していけばある程度の期間は生活できるか分かって、とりあえず安心することができました。じゃそうならないために生活に必要なお金を減らすことを考えてみたり、その中で楽しめることを探したりすると、それはそれで面白いものでした。

そうやって削ぎ落としていくと、何がしたいとかはあまりない事に気がつき、今ある生活がすごく幸せなことに気がつきました。

以前このブログでも書いたことがありますが、僕は奥さんに腎臓を移植しています。お陰様で今の所順調に生活することができているのですが、一般的に移植してから10年というラインが移植した腎臓が元気に働く期間なのだそうです。その後、5年ごとに透析に戻らなくても良い確率がどんどん減っていくのだそうです。もちろん医療の進歩により奥さんが死ぬまで、透析しなくても済むかもしれません。しかし、先のことなど誰にもわかりません。確率はあくまで確率であって、別の原因で死を迎える事になるかもしれません。

これは私たちに限ったことではなく、健康であろうがなかろうが、お金があろうがなかろうが、誰しも同じだと思います。そういう経緯もあって、今はただ今を楽しく過ごせればそれでいいね!と思って毎日を暮らしています。

歳を重ねるとできることがだんだんと減って残念なようにも思えていましたが、今はできることの方に目を向けているので、余計なことを考えずに穏やかに楽しく暮らせています。

今日1日の幸せが積み重なり将来を作っていきます。
ある日突然幸せが降ってきたり、湧いてきたりするものではないと思います。
将来のために歯を食いしばって我慢に我慢を重ねる生き方も良いのかもしれませんが、あまり前向きなように感じられません。それよりも小さなことでも嬉しさや、楽しさで心を満たす方が幸せに暮らせるのではないかと信じている今日頃ごろです。

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この記事を書いた人

パソコンとネットの何でも屋さん兼農家見習い中
2021年に奥さんに腎移植して人生の価値観が大きく変わりました
何が起きても諦めずに生き抜く力が一番大切
時々ブログも書いてます

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