10年後に何かやり続けて、上手くできるようになったと実感できるようになりたいと思い、このブログとイラストを描き始めました。まだ僅かな期間ですがちょぼちょぼ書いています。
すると確実に変化が起き始めていて、私の書く文章ってやたらと「思う」が多いことに気がつきました。他の人の文章を読むと確かに思うという表現はほとんど書かれていません。これどういうことかというと事象を主観で捉えすぎていて、自分にしかわからないことを表現しているのだとか。ですので文章の上手な方の表現は、客観的に誰でもわかることを簡潔に書いているなと気がつきました。
これも書き続けないとわからなかったことです。
イラストも同様に感じたことがありました。いきなり下手くそな絵を描いても仕方がないので、基礎となる本を手にいれそれに習っていると、一番単純な丸とか四角、三角を描く。丸もフリーハンドだけでなく上下左右に線を引き、中心から同じ長さのところを繋いて行って真円を描いてみる。次にリンゴを描いてみるときによく観察して、見たままを描くのではなく赤い部分の丸とヘタの部分の三角に分解して描いてみる。などなど小さな丸三角四角に分解して、さらに観察していく。するとただ見ただけでは描けなかった構図が、かなりリアルに描けるようになりました。
こうして文章やイラストを書き続けることで、気づきが生まれ発見できるようになります。
最初からうまく書こうと思わずに自分が思ったようにやればいいのですが、そのときにちょっとしたコツを知ることでより楽しくなることがあります。
楽しいと思えることには、きっと才能の種があると信じていますので嫌になるまでは続けてみたいですね。こうしてまず1ヶ月。そしてその次の1ヶ月と続けられたら、私が感じたことを言葉やイラストで、今よりも表現できるようになるかもしれません。
イラストの本に書かれていた言葉が素晴らしかったのでシェアします。
そんなダ・ヴィンチの言葉で、「凡庸な人間は、注意散漫に眺め、聞くとはなしに聞き、感じることもなく触れ、味わうことなく食べ、体を意識せずに動き、香りに気づくことなく呼吸し、考えずに歩いている」というのがあります。
意識せずに生きていると感情だけで過ごしがちになります。それが悪いとは思いませんが、同じ時間生きるのであればより何かを感じ、そこから思い考え、行動できる人間になりたいものです。