コストパフォーマンスとからタイムパフォーマンスとか言われる時代ですが、そんなものはなく、とにかく無駄と思われることでも圧倒的な量をこなした方がいいと思います。
なぜなら自分にとっての経験値が上がるからです。誰かのライフハックでこうした方が効率が爆上がりとか書かれていても、それはその人にとっての経験値であって、同じ環境だったり同じシチュエーションではないからです。対象とする人や環境が違うのに、あくまでも一般論での無駄を省いたやり方を覚えて、実際に行動できたとしてもイレギュラーなことが起きたら、経験値の高いやつの方が対応できると思うからです。
経験からくる「何とかなる」は最強です。計画はとても重要ですが、大抵の場合計画通りに進むことなんてありません。そうしたときに無理に計画に合わせようとすると、デスゲームに足を踏み入れてしまい、気がついたら「こんなはずじゃなかった」とか、「問題がどこになるのかさえわからない」「自分はどうしたかったのだろう?」みたいなことになってしまいます。
そうならないためにも、一見無駄に見えるようなことでも、現状を踏まえ可能性のあることを実行し、次どうするのか考えることが大切なのだと思います。
確かに組織で動く場合、投入している資本が大きく、計画通りに進めなければならない制約もあるかと思いますが、都度都度今置かれている状況を俯瞰して、判断することが必要なのではないでしょうか。
日本人は得てして頑張りが足りないという判断をしてしまいがちですが、計画が上手く立ち行かなくなることも経験ですので、その時に新たな経験を積むことで、問題を回避できるかもしれません。
つまり、量とはありとあらゆることを、場当たり的にすることではなく、あらゆるケースにおける可能性を探る行為とも言えるでしょう。そこにセオリーを追い求めすぎて、普通ならこうあるべきと言う「べき論」をかざし過ぎるのは間違っていると思うのです。