仕事で古いNASからリプレイスすることがよくあるのでその備忘録。
最近はアイオーデータのNASを納品することが多いです。事業規模にもよりますがHDL2-AAXWくらいをお薦めしています。
このHDL2-AAXモデルの場合、機種番号の最後の文字で家庭用や法人用と変わるようです。ちなみに最後に何も付かないと家庭モデル。Wがつくと法人モデル。Eがつくとネット販売用だそうです。
で、何が違うかというと中身は同じなんですが、法人モデルはアイオーセーフティーサービスという保守サービスをつけることが出来ます。(個人モデルは標準で3年保証。ただしセンドバック)
このサービスに加入すると最長5年まで保守してくれます。
保守サービスにはセンドバック、オンサイト、デリバリィの3種類があり、センドバックは故障したらメーカーに修理依頼をして実機を送り修理後送り返してもらう形。オンサイト修理依頼すると契約しているサービスマンがHDDを持って交換してくれます。デリバリィは故障して修理依頼するとすぐにHDDを送ってくれて自分で入れ替えるというもの。
私は自分で交換するのは問題ないのでデリバリィ保守パックの5年をお薦めしています。運が良ければ5年間HDDの故障などないかもしれませんが、5年でたった18500円(税別)払えば、1ヶ月約340円くらいの投資で安心してデータの運用が可能です。(ブログを書いている時点での価格です)
NASも最近では随分と安くなってきましたし4Tモデルくらいをお薦めしています。
で、このモデルはアイオーデータのNASの中ではエントリーモデルに近いものですが、スピードもそこそこ速く、しかもアイオーデータオリジナルの拡張ボリュームという形式で後でディスク容量を増やせたり、リビルドするスピードがファイルごとなので速かったりとメリットが多いのが特徴です。
ツールも色々と揃っていて、ネット越しに共有ファイルにアクセスできたり、アドオンで機能を追加できたりします。特にお気に入りなのが古いNASからデーターをコピーする機能を便利に使っています。
これだと納品時に設定しておけばデータ量にもよりますが、翌日か翌々日にはコピーが完了しています。PCなどを介せずとも作業ができるので便利です。
SynologyやQNAPなど拡張性の高いモデルもあり個人では使用していますが、納品には基本的なところがしっかりしていて保守サービスの整った国産メーカーがやはり安心して納品できますね。
で、旧NASからコピーする方法は、下記リンクを参考にコピー元の対象種別をMicrosoftネットワーク共有を選び、UNC(Universal Naming Convention)で、コピー元のIPアドレスとユーザー名とそのパスワードで指定する。
コピー先は対象種別をローカル。共有フォルダーをコピーするボリュームに指定する。
最後に保存して実行すればあとは設定したPCを落としても勝手に旧NASから新NASにコピーしてくれます。
UNCとは、Windowsネットワーク上で共有されている様々な資源(ファイルやフォルダ、プリンタなど)の位置を表記する標準的な記法。資源の存在するコンピュータ名と、その中での位置(共有名やパスなど)を組み合わせ、「\コンピュータ名\資源の共有名\資源内での位置」(英語環境では\はバックスラッシュ)という形式で表される。
https://e-words.jp/w/UNC.html