もう一つほぼ日から。
若いころは、60代なんて、もうすごい大人だろうなって思っていました。
ところが、まったく変わらないんです。いろんなことも、わかんないままで、
ところが世の中の人は、「あの人はもう、いろんなことわかっているから」っていうの。
しょうがないから、俺もわかっているような顔しとこっかって、知っているような顔をする。
でも、ほんとはぜんぜんわかってないもんだから、やっぱり居心地が悪いんですよ。
大したことのない自分でも、
20代のころに見ていた今の自分の年の大人って、
すごく大人に見えて話している言葉も、
なんかもう全然違う話をしているように思っていました。
でも、今同じような年になってみて、
あれ?あの頃と俺なんも変わってないなと思っちゃいます。
この感じってみんな同じなのかな?
先生も、両親も、
もう、この世にはいないけど、じいちゃん、ばあちゃんもそうやったとしたら、
今の自分の年代のときに会って話をしてみたいな。
なんかすごく面白そう。
そんなバカみたいな事を考えることが多くなってきました。