今、給料が上がらず消費者は少しでも安いものを求める傾向があります。
それは当然のことですし、
わたしも無駄なことは嫌いなのでムダに高いものは買う気がしません。
でもですね、考えれば分かることなんですけれど、
必要以上に価値やコストを買い叩いて買い続ければ、
いずれそれは自分に帰ってくると思うんです。
みんなが安いものばかりを買うようになると、
売る方は安く売るために努力をします。
例えば作る人を日本人から人件費の安い中国人や、
近頃ではタイやベトナム、ミャンマーの人にお願いするようになります。
そうすると日本人よりも安い人件費で作れるので、
メーカーは利益を確保でき、
日本で安く商品を売ることができるようになります。
でもそうすると日本から働くところが少なくなってきます。
するとまた給料が減るかもらえなくなります。
目先のことだけじゃないんですよね。
自分が苦労してものを作ってそれを買い叩かれたらどう思うでしょう?
一生懸命に愛情を注いて作ったものが、
自分の利益だけを考える人から買い叩かれたら、
嫌じゃありませんか?
こんな話どこでも言われていて、
目新しいことでもなんでもないんですけれど、
改めて気づいた時に心に留めておかないと、
いけないなとおもいまして。
みんなに利益が回って行かないと続いて行かないですものね。
もちろん頑張った人はそうでなかった人以上に利益を受けていいと思うのですが、
その頑張る方向は人の利益を奪う行為であっては行けないと思います。