元ラグビー日本代表の大八木淳史さんが、
兵庫県芦屋市にある芦屋学園中・高校の校長に就任した記事が載っていました。
私たちにとって大八木淳史さんといえば、
平尾誠二さんと共に神戸製鋼ラグビー部で、
日本選手権7連覇を果たしたヒーローですし、
スクールウォーズのモデルにもなった有名人です。
その彼が教育者の道を選んだのはしっていましたが、
信念を持ってずっと教育の道を進んでいたとは知りませんでした。
記事によると、
「ラグビー精神こそ教育本来の姿」との確信を得たのだという。
それは華々しいトライより、的確なパスを出す選手を尊ぶ質実な精神だ。
学校長になった今、
子どもたちを見ると実に多様だという。
「異質な相手とぶつかりあい、存在を丸ごと認める。
そんな経験を積んでほしい」と書かれていました。
私はこの記事を読んで、
今と私たちが学生だったころと比べて、
どちらの時代の子どもが多様だろうかと考えてみました。
傾向はあるものの、
子どもたちの多様さはそんなに変わらないのではないかと思います。
じゃあ、何が違うのかというと
彼の言葉を借りれば、
ぶつかりあう回数と
丸ごと認める回数が違うのだと思うのです。
もちろんそれを許したり認めたりする環境は大きく違いますが、
今の子だからできないということはないと思います。
本当によい教育者に出会えた子どもたちはラッキーだと思います。
数多くぶつかり合って認めて欲しいですね。