テレビ番組でBOPビジネスについての番組がありました。
BOPとは、Bottom of the PyramidもしくはBase of the Pyramidの略で、世界中に広がる貧困層へ向けてのビジネスモデルだそうです。
ボーダフォンなどの成功例が紹介されていましたが、素晴らしい内容で感動しました。
番組の中で再三専門家の方がおっしゃっていましたが、BOPは日本にあるものを持って行ってただ金儲けする話じゃなく、現地に長期間行ってそこでのニーズを汲んで商品を開発しないとダメ。
とにかく現地に長期に渡って行かなきゃダメだと。
なかなかアジアやアフリカに日本企業が進出しないのは、どうしてなんでしょう?
リスクが高いからですかね?
でもこのまま国内市場に目を向けていっても、ゆでガエルのようになっちゃいますよ。
ボーダフォンはケニアで、サファリコムという会社を作り、SMSで送金できるシステムを作ったのだそうです。
これは出稼ぎに出てきて地元へ送金する手段がなく
(田舎に銀行が少ないため)
現金を持って田舎へ帰るとき、お金を略奪される事故が多かったためだそうですが、こういうその国のニーズに特化した仕組みって素晴らしいです。
別に高速通信が必要なわけじゃないし、おもしろいコンテンツやゲームが必要ではないでしょうからね。
日本人は技術的にはほんとうに素晴らしいものを持っていますが、なかなかニーズを組めていないのですね。
そんなことはないと思います。
困っている人を見ていないだけなんだと思います。
(ということは日本人に困っている人が少なくなっているとも言えますが‥)
金儲けをするためだけじゃなくって、困っている人たちが手が出る範囲で、ハッピーになる仕組みを作れるのだったら、日本はもっと世界にとって役に立てるはずです。
我々だけが地球のリソースを勝手に使っていいってもんじゃないし、そういうところのニーズや知恵から、日本にも使えるシンプルなシステムや資源の使い方も教えられるかもしれません。
今日は朝から勇気をもらいました。
まだまだできることはいっぱいあるはずです。