文化庁の国語世論調査で慣用句の使い方についての調査があり、
もともとの意味での言い方で使う人は3割を切るという結果が出たそうです。
例えば元々の意味は、
「にやける」=「なよなよしている」だそうですが、
「薄笑いを浮かべている」という意味で使っている人が多く、
「失笑」=「こらえきれず噴き出して笑う」なのですが、
「笑いも出ないくらいあきれる」という意味で使っている人が多いそうです。
で、文化庁国語科の担当者は
「言葉の意味は時代とともに移ろう。
本来の意味と違う意味も、使用が広がれば固定する可能性はある」
ということらしいです。
でもそうですよね。
言葉って生き物。
時代のニュアンスとともにその使い方も変わっていくのですね。
面白いものです。
でふと思ったのですが、
「ありがとう」という言葉があります。
漢字で書くと「有難う」。
難が有ると書きます。
これって今は感謝の気持で使う言葉だけど、
もともとは難が有るときに、
魔除けのような感じで使っていたのではないかなぁ~と思っちゃいました。
嫌~なことがあった時に、
「有難う」
ムカッ(#・∀・)ムカッ!!っとしたときに
「有難う」
悪いことが起きた時にも、
「有難う」
これじゃまるで逆で変な感じだけど、
実際に言ってみると気が抜けたようで
あんまり怒る気がしなくっていいですよね。
怒らないっていいですよね。
短気は損気。
怒ってもあまりいい事ってないですからね。
だから感謝の言葉に変わっていったのかもしれませんよね。
いい意味で言葉の意味が変わるのなら大賛成。
僕もこれから使おうと思います。
嫌なことがあった時に「有難う」を!