今日は長崎で平和記念式典が行われます。
先日6日は広島で同じく平和記念式典が行われました。
その6日、ラジオでちょっと感動した話を聞きました。
リスナーさんの投稿でその方はお母さん。
息子さんのお話です。
学校の平和授業の一環で長崎原爆資料館に行き、
原爆や平和に関して興味を持ったのだそうです。
そしてその息子さんは広島で行われる平和記念式典に自分で行く事を決意します。
記念式典に出席し、
広島原爆資料館を見学しお好み焼きを食べて帰ってくるのだそうです。
そう思った彼の気持ちをお母さんの目線で嬉しそうに語られていました。
私この話を聞きちょっと胸が熱くなりました。
私は九州に住んでいながら、
まだ長崎の原爆資料館に行ったことがありません。
私が小学校の頃まだ、
平和授業に長崎に行く事が組み込まれていなかったせいもあるのですが、
その後も何度も長崎には訪れていますが、
どうしても行く気になれなかったのです。
一つには小学校の頃友人の持っていた「はだしのゲン」を読んだ時のトラウマで、
恐怖感を持ってしまったせいもあるのですが、
もう怖くって怖くってその時のショックが脳裏から離れなくなってしまいました。
子供だったからでしょうが、
食事が1日2日ほどできないくらいでした。
平和に関してと言うよりも、
漫画を通しての地獄絵図にビビってしまいました。
随分おっさんになって行かなきゃなぁ~と思っているところです。
このラジオで紹介された子はその後無事に帰ってきて、
お好み焼き屋さんで「一人で来た」と店主に言い、
驚かれたと胸を張って言っていたそうです。
彼にとって忘れられない冒険だったでしょう。
素晴らしいですね。
ほんの67年前に日本の2箇所で原爆が投下されました。
そこから時間がたっただけであそこまで復興したわけではなく、
住んでいる人たちのたゆまない努力の上に、
現在の広島も長崎も有るということを忘れてはいけません。
一人の勇気ある子どもの話を通して
色々なことを考えさせられた1日でした。