先日も書いた内田樹氏の仕事論。
今日の記事は、
「結婚も就職も「入れ歯と同じ」論(笑)」というもの。
つまり自分の理想通りのものなどなく、
自分を適応させたほうがいいよというもの。
そりゃそうですよね。
ある程度相性はあるでしょうが、
それだって許容範囲ってなもんで、
我慢できなきゃ辞めるし付き合わないでしょうからね。
でも我慢できる範囲で「もう少し○○だったら」とか言い出したらキリがないです。
結婚はお互いがあるものですから、
自分も足りないところがあるなぁ~というのも考えられそうですが、
仕事も実はお互いがあっての事のように思います。
自分で一方的に
「もう少し給料が高ければいいのに」とか、
「上司が理解してくれない」とか言っても、
会社や仕事の方も、
「じゃ、もっと頑張れよ」って言っているんですよね。
このコラムの中でもこう書かれています。
仕事だってそうです。「どんな職業に就いても、そこそこ能力を発揮できて、そこそこ楽しそうな人」こそが成熟した働き手であり、キャリア教育はその育成をこそ目指すべきだと僕は思っています。
自分にどんな能力があるかなんて、実際に仕事をしてみなくちゃ分からない。分かった時にはもうけっこうその道の専門家になっていて、今さら「別の仕事に就いていたら、ずっと能力が発揮できたのに……」というような仮定の話はする気もなくなっている、というものではないでしょうか。
どんなことでもチャンスってすぐ近くにあるものだと思っていますから、
それをそうするかしないかは、
結局自分自身なんだと思います。