近頃、夜にブログを書けなくなっちゃって、
翌日に書くというへたれぶりを露呈しております。
1日休めばいいだけの問題なのですが、
これやっちゃうと書くこと自体を止めてしまいそうなので、
頑張って書いております。
言い訳ですが体調がイマイチなせいで、
夜あんまり遅く起きれないんですよね。
まぁ、それはさておき先日年越し派遣村の村長、湯浅誠氏が新聞のコラムに掲載されていました。
個人的に私この方ちょっと苦手だったんです。
なんというか弱者の一方的な意見の代弁者というか、
きれいごとだけを言っているような印象を持っていました。
しかしこの記事を読んで印象が変わりました。
派遣村のことはさておき、
見出しに「あっち」の調整は「こっち」と地続き私達も当事者だ
と書いており興味を持ちました。
読んでみると記事の中にこういうことが書いてありました。
「しかし参与になって、『あっち側』が複雑な調整の現場であることがわかりました。
政治家、官僚、マスコミ、圧力団体など利害関係者が複雑に絡み合い、限られた財源の中でで何かを増やすためには何かを削らざるを得ないというルールの中で、みんな必死に働きかけている」
あっち側とはすなわち体制側のことです。
被害者である当事者が言いっぱなしの批判だけをして、
あとは誰かのせいにしてしまうのは間違いだよなぁ~と、
以前から思っていたので共感できました。
人生を変えられてしまうような問題の当事者と、
そんなに問題でもないのに乗っかってしまう人を、
同じようにくくっている問題って多いんじゃないでしょうか?
確かに世の中はシンプルには割り切れないことが多く、
玉虫色の結果が多いですが、
都度調整が必要でしょうし、
前回は良かったものが、
今回は悪くなるということも当然と言えば当然です。
そういった中で自分たちにできることを一つづつやり続けるしかない。
文中で印象的な言葉を彼が言っています。
「どんな立場になっても、やっているのは結局『角のないオセロ』のようなものだと実感しています。
オセロでは角を取れば一気に多くのコマをひっくり返せますが、現実にはそんな角はない。一個ずつ地道に反転させていくしかないのです」
魔法のボタンはどこにもないんですよね。
なんだか読むうちにこの人のことが好きになっちゃいました。
(変な意味じゃなくてね(笑))