先日本屋で見つけた本で面白い内容のものがありました。
スタジオイー・スペースというWEB制作のワークフローを、
新入社員が入ってきて実際にどのように仕事を進めていくのかということを、
ユーモラスなイラストと共に説明している本です。
私が扱っている案件といえば小さなものばかりで、
そんなに品質管理という立場から製作過程を考えたことがありませんでした。
実際には無駄が多かったりチェック不足だったりと、
品質管理が十分ではなく納期が遅れてしまい、
双方にメリットが少なくなっているのが現状です。
実際にはお客様との関係が近いため、
納品後も修正を続けることになるのですが、
書かれていることを読むと、
こういうふうにするとミスが少なそうだなぁとか
いろいろと参考になる所が数多くありました。
参考にする所は積極的にしていこうと思いますが、
こういう制作過程や方法もいきなり真似をするのではなく、
まず自分でやってみて失敗したほうが良いように思います。
制作過程のある部分でいつもミスが多いけれど、
どうやったら減らせるかとか、
納期をもっと短くしたいが無駄はないかとか、
自分なりの問題意識や失敗や工夫をしたあとに読まなければ、
意味がないよなぁ~と思います。
これは常々思うことなんですが、
「●●になるための▲▲の方法」
みたいなハウトゥーのような企画や書籍って数多くありますが、
結局は遠回りな気がします。
(書いてある項目はアタリマエのことがほとんどなので)
しかしあたり前のことって一番難しいんですよね。
だから自分の頭と体で考えて(それこそ頭から血が出るくらいに考えてやるくらい)
やって失敗しないと身につかないと思うんです。
そうやった後に読んだり、
人から話を聞くと当たり前の話の行間に気がついたり、
意味のある質問ができるのだと思います。
今回もそう思いました。
以前同じような本を読んだ時には感じなかった、
お客様への配慮や一緒に働く仲間とのコミュニケーションなど、
経験したことからしか目に止まらないアタリマエのことが、
ガンガン目に止まりました。
我流で経験することと、
本や先輩や成功した人の言葉を聞くことは両方大切なんですね。
世の中知らないことばかり。
一生勉強ですね。