今日は松本で行われるサイトウ・キネン・フェスティバル、
バルトーク
バレエ「中国の不思議な役人」/
オペラ「青ひげ公の城」
を観にはるばる九州からやってきました。
とくにオペラ「青ひげ公の城」の指揮は小澤征爾によるもので、
それを観ることが今回の目的です。
朝4時半に起床し新幹線で名古屋まで行き、
名古屋から特急しなのに乗り換え、
松本はこじんまりとした良い街という印象でした。
駅を降りると街中サイトウ・キネン・フェスティバル一色。
とりあえずホテルに荷物を預けに行くことに。
ホテルまでの道のりもすぐにわかりました。
ホテルの人に近くにおいしいおそば屋さんを尋ねると、
縄手通り近くの「こばやし」というお店を教えてもらいました。
こばやし 本店 – 松本/そば [食べログ]
言ってみると少し並んでいましたが、
すぐに店内へ案内されました。
注文したのはもりそばの大盛り。
メニューにざるそばともりそばとあって、
えっ、何が違うの?って思い店員さんに聞くと、
刻み海苔をかけているのがざるそばで、
ないのがもりそばと教えてもらいました。
普段全部ざるそばだとおもっていたので妙に感動。
(知っていましたか?)
注文すると薬味をのせた小皿に、
生のわさびと鮫皮のおろし器が出てくるという粋な計らい。
こういうのちょっと嬉しいですね。
妻の注文した鴨南蛮蕎麦と両方食べることができ、
信州そばを堪能することができました。
食後に縄手通りをぶらぶら散策し、
鶴瓶の家族に乾杯に出た風景を確認しながら松本城へ。
夏休み最後の週末ということもあり、
また、おひさま人気のせいもありなかなかの観光客でしたよ。
15時会場ということもあり一旦ホテルに戻り
まつもと市民芸術館へ。
本当に小澤征爾さんは出るのかどうなのか心配でしたが、
会場前のスタッフさんに聞いたところ
今日は出ますよと聞きほっと一安心。
ホールに入る前にワインが配られたりと、
普段私が行くようなコンサートとは全く違った雰囲気でコンサートは始まりました。
最初バレエやオペラなど見てわかるものだろうかと思っていましたが、
演出やダンサーの方々の動きの素晴らしさに感動すら覚えました。
そしていよいよ第2幕目。
オペラ「青ひげ公の城」が始まります。
会場は小澤征爾さんの登場に釘付け。
姿が現れた途端に席を切ったように割れんばかりの拍手が起こりました。
小澤征爾さんも拍手に応えるべく、
勇気をもらったよというようなジェスチャーで返してくれました。
オペラも1幕同様に演出、ダンサー、歌手、演奏と全て素晴らしく、
本当に素晴らしい舞台でした。
その後小澤征爾さんは体調を崩され
残りの公演をキャンセルされたようですが、
今日の1日は奇跡のような一夜でした。
こんな素晴らしい日本人がいることを誇りに思いますし、
時間を共有できたことに感謝致します。