東日本大震災の爪痕でその影響がまだまだ残っています。
今まで大きなメーカーは、
グローバルに生産生産拠点をもち、
合理的に無駄のないように、
人件費の安いところを選んで
いろいろな部品をあちこちで作って、
最後に一ヶ所に集めて製品を作り、
販売しお金を儲けていました。
また、それが1番だと思われていました。
しかしそれが必ずしも1番ではないかな?と震災後、
思われるようになってきました。
だってどこかで何かが作られなくなると、たった一つのパーツがないために製品を作ることができなくなってしまうからです。
考えてみれば当たり前のことなのですが、
絶対地震などありはしない。とか、
絶対放射能漏れなどありはしない。
という前提の元での計画だからでしょう。
そうなると今度は製品にするまでの製造工程を、
2ヶ所以上持たないといけなくなってしまいますよね。
それが結果的に効率的なのか、
非効率なのかはこれからの試行錯誤でわかることでしょうが、
一度壊れてしまったシステムを動かすのは、コンピューターではなく人間力です。
効率のために切り捨てていた人間を今度は最大限に活用しないといけません。復興にはある程度人間の数も必要になってくるでしょう。
その後、また効率のために人間を切り捨てなくても良いように思うのは私だけでしょうか?