お客様の会社が今年で100周年だそうです!!
その会社にある大きな金庫を見せていただきました。
明治からあるその大きな金庫は、戦災をくぐり抜け今に至っています。
その存在感は威圧感を感じさせるほどのものでした。
当時は送金方法が今ほど便利ではなかったため、
いつも金庫に現金を用意しておく必要があり、いつもギュウギュウに詰めて入れてたそうです。
そのため商品を買い付けに行くときなどは、今に換算すると1億円くらいの現金を風呂敷包みにいれ両手に下げて行っていたんですって!!
なんともスケールが大きいというか、のどかというか、とっても楽しい話をたくさん聞かせていただきました。
そうやって仕入れた商品を売って、またその大きな金庫をギュウギュウにしていたのでしょうね。
この金庫が過ごした明治・大正・昭和・平成という激動の時期、
いろいろな事があったと思います。
会社にとってもいいことや、楽しいこと、トラブルや困難、それに関するいろいろな人の感情のドラマがあった中、一緒に過ごしてきたんですね。
簡単には作ることのできない歴史を感じさせるその存在感は、在り続けたものだけが持つ迫力です。僕はその迫力に圧倒されワクワクさせられっぱなしでした。
続けるって難しくてほんとうにすごいことですよね!
この金庫を見て改めてそう思いました。