近頃読んだ面白い新聞記事から。
これからは、もう成長社会は終わったことを心していかなければならない。
教えられてきた成功例が機能しないということ。
かつての成長社会の特徴は、必ず一つの正解があると信じられることでした。
みんなにとって正しいことが一つあると同じ方向に努力できた時代には、疑いも持たず、自動的に素直な吸収力を発揮すれば成功のルートに乗れた。記憶力が良くて、頭の回転が速い人を優秀なやつだと言っていましたよね。
僕が今、変えたいと思って闘っているのはこの「正解主義」、それから「前例主義」「事なかれ主義」の三点セットです。
そこに共通しているのは、自分の頭と心で考えないこと、ではないでしょうか。
*1
教育と大きく関わる話ですが、
今の学生にとって仕事を探す・見つけるのは大変な時代です。
今まで当たり前だったことが通用しないのですからね。
苦労してやっと入った企業にずっと在籍できるかどうかも不透明ですし、
定年まで適当にやって、
退職後は企業年金と足りない部分はちょっと働いてなんて夢のまた夢です。
そうならないためにどうすればいいかなんて、
稼ぐしかないのですが、
じゃあ誰でも頑張れば稼げるとかというと、
約束されるものなどありません。
こうしたらうまくいくよという正解のないのが、
これからの世の中なんでしょうね。
しかし成功せずとも仕事というものは面白いものです。
個人的な思いですが、
これから熱を持って一生懸命仕事が出来ることって、
流行るんじゃないかな~と思っています。
キツイのは嫌。
楽して適当にやっていければいい。
っていう人も多いでしょうけれど、
別にそういう人昔からいたように思います。
逆に頑張れる環境を欲している人のほうが、
多くなるような気がします。
まだ具体的なアイデアは無いのですが、
そういう環境を作れたら面白いなと思っているんですよね。
まっ、そういう前に自分の生活を何とかしないといけないのですが(笑)
*1:1月15日 朝日新聞 朝刊 仕事力 藤原和博が語る仕事から