近ごろ、食べ物でも電化製品でも、
欲しいと思うことが少なくなりました。
ことに、
性能だけでは「買いたい」「欲しい」と
思わなくなっていることに気がつきました。
どうしてかはわからないのですが、
ものすごく「欲しい」という気持ちが、
少なくなったような気がします。
これだけ世の中に物や情報があふれんばかりにあるなかで、
本当に欲しいと思うものが少ないのは
少し寂しいような気もします。
世の中に物が少なかった時代なら、
商品の性能だけでなく、
その商品を買うだけで豊かな生活を想像できたのでしょうが、
今の世の中ではそうでもない気がします。
しかも家計の中で使えるお金が少なくなり、
お金を使うことに慎重にならざるをえないようになりました。
しかし、みんなが贅沢をやめてお金を使わなくなったかというと、
そんなことはないと思います。
ただその使うところが今までと違うようになっているんだと‥
そこを考えていかないと商売が成り立たなくなっていくんじゃないかなと。
モノや情報があふれている中で、
しあわせを感じさせる商品ってことなんでしょうか。
そのひとつに「ソンをしないという幸せ。」
というものありなのではと。
当たり前のコトなのですが、
「当たり前」=「基本」
基本って大切ですよね。
わからなくなったら、基本にたち返る。
この不景気に歩んでいく道筋をあらためて確認できた日でした。