おくりびとがアカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされ評判になっていますね。
じつはほぼ日で糸井重里さんが大絶賛されていて、そのときに観たんですが、正直言ってそんなに心に残った映画ではありませんでした。これを機会にもう一度観ようと思っています。
死って生きていく上で避けられない事実だとは思うんですが、普段はなかなかそれを意識することはありませんよねぇ。
現代の家族のあり方を見ても、僕自身の家族構成をみてもそうです。
しかし、死という事実(葬式というイベント)は、親子間や家族のいろいろな関係を見直せるような気がします。
どれだけ憎んでいても、その人の家族への思いを知ると、せめて死ぬときくらいきちんと死なせて上げたいという思いやりが生まれてくるのでしょう。
それは、どの世界のどの宗教観を持った人間でも共通なのかもしれません。
だからこそ、人間の生死感を問われるようなこのテーマは今の僕の普段の生活には意識しない部分なんでしょうけれど。
しかし、父母ももうすぐ70歳目前となってきました。
意識せずにはいられないだろうけどね。