いつも面白いことを考えている糸井重里さんが、また面白いことを今日のダーリン(10月6日)書いていた。
・ぼくは自分でやる気はないので、
誰か興味のある人がやってみたらいいのに、
という企画があります。
それはなにかと言うならば‥‥。
「古雑誌で古予言シリーッズ!」
っていうのよ。
いろんな古雑誌をある程度規則的に集めるんです。
ビジネスでも、政治でも、経済でも、流行でも、
ヒット商品についてでも、テレビについてでも、
スポーツのことでも、店のにぎわいのことでも、
ものすごくいろいろな予言があります。
1990年にも、1991年にも‥‥2006年にも、2007年にも、
「これからこうなる」!と、
識者やら専門家やら大御所やらご意見番が、
これまでに蓄積した知見や、独自の情報網や
鋭い視点などをよくよく練り込んだ予言があります。
「わかる人には、先のことはある程度わかってるもの」
だと、ぼくらは思いこんでいたりするものですし、
メディアも、そういう前提で
「予言」や「警告」を特集したりします。
でも、それは、ほんとうか?
「わかる人には、先のことはある程度わかってるもの」
だっていう前提が、ほんとはおかしいんじゃないか?
「古雑誌」に書いてある予言が、その後、
当たったのかハズレたのかチェックしてみたら、
「わかる人」も「わからない人」と同じくらい
先が見えないってことが、証明できるんじゃないかな?
と、そんなこと思ったんです。
これ、面白いですよね。
以前、経済評論家と言われる方々が、年頭に今年の日経平均株価はいくらまで行くかという恒例の企画で
ほとんどの方々が、2万円を超えるといわれて何にも考えずに急いで株を買って大損をいましております。
自己責任だからね。いいんですよ(笑)
でも、冗談っぽく表現するものいいけれど
その人たちのコメンテーターとしての価値を正すいい企画になりそう。
前々から僕が思っていたのは、政治家達が選挙前に言っていることをちゃんと取っておいて次の選挙のときに公表する、または、採点するともう少しきちんと選挙というものが成り立つんじゃなかろうかというものでした。
これは、ただ単に思っていただけだったので、実現しようとか思っていませんでしたが、
雑誌やなんやかんだと幅を広げていくと「あぁー、こりゃ面白そうだ」って思っています。
責任、責任感。
大切な言葉ですよね。
これからもっと大切になるだろうな。