仕入れた商品をただ並べて売るだけじゃダメな世の中

商売って難しい

数年前に軽い思いつきで経験のない仕入れ商売をやったのですがこれが儲からない。

なぜやろうと思ったかというと、エリアに競合がいなかったからと、商品が身につけるものだったので、価格の検索だけでは簡単に買えないアイテムだから買ってもらえるかなと、安易な考えがきっかけでした。

その上大雑把な事業計画のようなものしか考えずに、安易に始めたせいで運転資金が何度もショートしそうになり、ひどい目に会いました。

そりゃあそうです!

その頃の私はと言えばサラリーマンでないというだけで、自営業とはとてもじゃないが言えた知識なんてありませんでした。

大変な時期を乗り越えなんとか赤字にはならず利益を出すことはできましたが、仕入れ商売の難しさを身を持って学ぶことが出来ました。と、同時にこれからはただ仕入れて、販売するだけでは駄目だとよ~くわかりました。

販路を作りそれをもとに計画的に生産し、余剰在庫を持たない販売方法をメーカーは行っています。販路の中でも利益率を高く保てる直販サイトにはどのメーカーも力を入れています。

これまでの経緯も遭って既存の商品にはなかなか手を付けにくい商品も、新規分野の商品などはメディアミックスで直販に力を入れています。

地域商店の仕入れは卸頼みですので、価格の下限が仕入れ値に決められてしまいます。しかも、ウェアなど実際に見に付けてみないとわからない商品に関しても、実店舗はサイズを確かめる場所でしか無く、実際に買うのはネットからだということがよ~く分かりました。

これでは大手ECサイトやメーカーに全ての売上を取られてしまいます。

私が最初に仕入れを行った商品は、コロナ禍でメーカーがいきなり直販サイトで30%オフで販売しました。これを見て仕入れ商品をネットで取り扱っても駄目だなと判断しました。

ネットも大手モールサイトが成熟期を迎えています。客を囲い込むために決済やオリジナルのコンテンツまで作るほど大きな市場に成長しました。

じゃあ、これから零細規模のお店は何を売ればいいのかを考えると、オリジナル商品や、体験、ネットで流通できないものとなるわけですが、じゃそれってどういうものなの?どうすればいいの?って思います。

いきなりメーカーに対抗するようなすごい規模のものは資金、人材、時間等の問題で出来るわけもありません。

しかし、仕入れのみで商売を行っていると存続は困難です。

まずは大手が絶対にやらないことを考えて実行してみようと思います。

商売とは常に変化していかなければ残っていけないのだなとこの経験を通じて勉強になりました。

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この記事を書いた人

パソコンとネットの何でも屋さん兼農家見習い中
2021年に奥さんに腎移植して人生の価値観が大きく変わりました
何が起きても諦めずに生き抜く力が一番大切
時々ブログも書いてます

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