100年育った木

ラジオでパーソナリティが言っていました。
近所に樹齢100年くらいの老木があって、
その木を散歩途中に見るのが好きだったそうです。

ある時その木を切っている業者さんがいて、
「どうして切るんですか?」って聞くと、
「近所のある方から苦情があって、倒れると危ないから切って欲しい」と言われたそうな。
その話聞いていてなんか悲しくなった。
今まで100年間危なかったことなんか一度も無かったのに、
100年育った木はすぐには作れないのに、
ただ、危なそうっていう誰かの危機感だけで切るなんてね。
なんて人間って傲慢だんだろう?
ものは話せなくても生きているのにね。
植物だって命なのにね。
危ないんだったら切るんじゃなくって、
危なくないようにすればいいだけのこと。
あまりにも人間の身勝手さを象徴するような話に、
なんか空虚さを覚えてしまいました。

邪魔だから排除するっていう考え方は、
どんなに小さなことでも怖い考え方だと思うよ。

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この記事を書いた人

パソコンとネットの何でも屋さん兼農家見習い中
2021年に奥さんに腎移植して人生の価値観が大きく変わりました
何が起きても諦めずに生き抜く力が一番大切
時々ブログも書いてます

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