今日は久留米で仕事でした。
順調に仕事を済ませせっかく久留米まで来たので、
知人のお店へ。
ここのご主人はお寿司屋さんを経営されて、
もうかれこれ16年ほどお付き合いさせていただいています。
行くと必ずお寿司を握ってくれてごちそうしてくれます。
若かった頃は普段食べたことのないような美味しいお寿司を、
お腹いっぱい食べさせてくれる良い人位だったのですが、
それなりに歳をとってきて、
自分で経営をするようになると
「なんだか、申し訳ないなぁ〜」とか
お土産だけ渡してすぐに変えろうかなぁ〜とか思ってしまいます。
でも、店長は必ずお寿司をごちそうしてくれますし、
お金は絶対に受け取らないんですよね。
今日も食べずに帰ろうと思っていたのに、
忙しい中寿司を握ってくれて楽しそうに私の近況を聞いてくれました。
おみやげまでいただいたので、
「いつもすみません。」って伝えると、
隣の席にいたおじさんが、
「人から頂いたときは『すみません』じゃないよ。
あなたにそうしたいからしているんだから、
『ありがとうございます』って気持ちで返せばいいんだよ」って教えてくれました。
「ハッ」って気持ちにさせられました。
人と人の関係って、
物と物の交換だけじゃなくって、
気持ちと気持ちの付き合いもあるし、
僕はそういうことを大切にしているつもりだったのにね。
僕自身、少しだけ偉そうに誤解していたのかなぁ〜?
そんなつもりはなかったのですが、
人に何かしてあげたいと思うとともに、
人に何かしてもらえる(協力をえられる)ような人でもありたいですよね。
僕も誰かに何かしてあげたいと思ってそうしてあげているときがあります。
そうしてあげた時に「すみません」って言われるよりも、
「ありがとうございます」って喜ばれる方がいいですからね。
誰彼なしにやっているわけではなく、
そうしてあげたい人にしていることを、
自分も素直にしてもらう。
気持ちの交換って気持ちがいいです。