完璧な健康じゃなくても、毎日は最高に楽しい
50代・60代になると、体に何かしらの不安を抱えるのは珍しいことではありません。
私たち夫婦もそうです。妻は腎疾患を患い、私の腎臓を移植して今の健康を保っています。そして移植後、今度は私自身にもIgA腎症(慢性腎臓病)が見つかりました。
夫婦そろって、完璧な健康体とは言えません。
それでも、小さな畑を耕して、いろんなものを手作りして、飼い猫の「バン」と一緒に、毎日をご機嫌に暮らしています。
そんな私たちが「不完全な体と上手に付き合うために」大切にしている「からだと習慣」をお伝えします。

私たちの原点:夫婦で駆け抜けた、2つの大きな病の記録
今の暮らし方の土台には、命と向き合った2つの経験があります。
① 2021年:妻への生体腎移植 妻の腎不全と腹膜透析を経て、私がドナーとして腎臓を一つ提供しました。健康な体にメスを入れるドナーのリアルと、そこで感じた人の温かさの記録です。

② 2025年:私自身のIgA腎症発症 一つしかない自分の腎臓に、まさかの炎症が見つかりました。ステロイド治療の副作用におびえながら、「人生を再構築する」と決めるまでの、心のドキュメントです。

無理なくつづく、私たちの「3つの健康習慣」
大きな病気を経て、日々実践していることをまとめました。難しいことは何もありません。
習慣① 「好き」の力だけで動かす、運動習慣
かつての私は、フランスのUTMB(世界最高峰のトレイルランニングレース)を目標に、山を昼夜走り続けるような人間でした。それがコロナと妻の移植をきっかけに、その情熱はいつの間にか消えしまいました。
でも、走ることは今も「好き」です。だから今は、近所を30分・5キロほど、トコトコ走っています。
昔と比べるのではなく、今の自分が「気持ちいい」と思える範囲で動かすこと。義務感ではなく、好きの力で続く運動が、私たちの健康のベースになっています。
下のリンクはフランスのシャモニーを起点に行われるUTMBという大会に2017年と2018年に参加した時のブログです。
そして最後にトレイルランニングをやめようと思った時に感じたことを書いたブログです。
2017年にUTMB CCCに参加した時の記録

2018年UTMB TDSに参加した時の記録
出発編

大会編

その後コロナや腎移植などを経て本格的なトレイルランニングをやめようと思った時の記録

習慣その2:絶対に「がんばりすぎない」体調管理(水分補給・畑仕事など)
腎臓の病気になって一番変わったのは、「水をこまめに飲む」「汗をかきすぎない」「無理をしない」という3つの意識です。
水の飲み忘れ防止には、アプリ「Waterllama」が助かっています。Apple Watchと連携して、定期的に知らせてくれるので重宝しています。
このアプリはデザインが可愛くて見た目に1日に今どれくらい水分を摂っているのかすぐにわかるので便利です。普段Apple Watchを使用しているので、定期的に水分を摂るように知らせが来るので重宝しています。
なんでも長く続けるには、一時のがんばりより、淡々とすべきことをする方がいい。それが身にしみてわかってきました。
習慣その3:体が喜ぶ、調味料からの「食生活の見直し」
妻が腎不全になってから我が家では食事に気をつけるようになりました。
特に食品添加物は腎臓に良くないものもあるために、作れるものは自分たちで作っています。
味噌やソーセージ、ベーコンなど作ってみると案外簡単で、買うよりもずっと美味しくて楽しみながら手作り生活を送っています。

結論:50代・60代は人生のゴールデンタイム
30代後半で独立し、がむしゃらに働いてきました。妻の病気でオロオロしながら、40代は全力疾走で過ぎていった。そして50代、移植と自分の病気で、半ば強制的に立ち止まらされました。
そこで気づいたことがあります。
幸せそうに暮らしている人と、そうでない人の差は何か。おそらくそれは、お金の多さではなく、身の丈に合った「好き」を楽しんでいるかどうかだと思います。
そしてもう一つ、「今」という時間の大切さ。将来への備えはもちろん必要です。でも、未来の不安ばかりに目を向けて、今を楽しめないのはもったいない。
だってさ、病気になっても生活は続くわけだから、楽しまないと損ですよね。これからも夫婦2人で、無理せず、心地よい「つづく生活」を積み重ねていきます。
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