EXPO 2025 大阪・関西万博(以下万博)へ九州からフェリーで行ってきました。今回は私の体験をもとに、アクセス方法から入場までの流れ、注意点などをまとめてご紹介します。これから訪れる方の参考になれば嬉しいです。
※ 注意:私たちが行った日は5月21日の情報です。それ以後状況が変わっているところもあるかもしれません。予めご了承願います。
事前準備
チケット購入と入場時間の予約は公式サイトから
まず、万博を訪れるには、公式サイトでアカウントを作成し、チケットを購入します。
それに加えて「入場時間の予約」が必要です。私たちは2週間前に予約しましたが、すでに早い時間の空きがなく、平日でも11時以降しか選べませんでした。行くと決めたら、2ヶ月前から予約するのがおすすめです。
駐車場も事前予約制|おすすめは「舞洲(まいしま)」
マイカー利用者は、以下の3カ所から駐車場を選んで予約します。

- 舞洲(まいしま)
- 尼崎
- 堺
公式サイトでは会場から少し距離のある「尼崎」「堺」が優先表示されますが、平日だったため、より近い「舞洲」で予約ができました。舞洲には「A・C・D・E」の各エリアがあり、そこからシャトルバスで会場へ移動します。
駐車場代は6500円とかなり高額ですが、指定出口から事前に登録しておいたETCカードで通過すると1000円割引になります。
ですので駐車場を利用する際は必ず、当日使用するETCカードを登録しておいて、推奨利用道路を通って駐車場まで来ると言う流れになります。
パビリオンは予約が必要
予約のタイミングと方法
【2か月前抽選】来場日の3か月前から2か月前前日まで申し込み可能。第5希望まで登録でき、当選は1枠。
【7日前抽選】来場日の1か月前から8日前まで申し込み可能。第5希望まで登録でき、当選は1枠。
【空き枠予約】来場日の3日前から前日の午前9時まで、空きがあれば先着で1枠予約可能。
【当日予約】会場入場10分後から、空き枠があれば1枠ずつ予約可能。観覧後に次の予約ができる仕組み。
パビリオンには予約が必要なものとそうでないものがあります。チケットを購入するとパビリオンの予約ができますが抽選となります。予約のタイミングは2ヶ月前抽選、7日前抽選、空き枠予約、当日予約とあります。
私たちは2週間前に決めたこともあり、7日前抽選からの予約となりました。第5希望まで登録可能で当選は1枠のみです。
2ヶ月前から予約ができると、当日を含め最大で4枠予約を取ることができます。
しかし実際は直前の空き枠予約と当日予約では全く取れずに1枠しか予約は取れませんでした。
また事前に予約を取るためにネットでアクセスすると、アクセスする数に制限がかけられており、順番待ちになるため日中や夜中早朝などに予約すると待たずにアクセスすることができそうです。

フェリー:新門司から大阪南港まで
アクセス:マイカー+フェリーで快適移動
私たちは、今回日程の都合上、新門司港から大阪南港までフェリーを利用し、車ごと乗船して現地へ向かいました。新門司港を17時に出発し、翌朝5時30分に大阪南港に到着するため、乗船するとすぐにお風呂に入ることをお勧めします。食事は持ち込み可なのでレストランで食べる人や、海を眺めながらお弁当を食べたり各自が自由に過ごしています。
船内には自動販売機や給湯器などが設置されているので、カップラーメンやお湯割りなども楽しめます。
久しぶりの船旅は快適そのもの。時間に余裕のある方は関西で一泊して帰りもフェリーで帰るといいと思います。
当日会場まで
P&R(パーク&ライド)舞洲駐車場から西ゲートへ

私たちは、9:30に駐車場へ入れるよう予約しましたが、当日は予約時間前でも問題なく駐車でき、シャトルバスも予約時間より早く乗ることができます。ですので駐車場、シャトルバスの予約時間は予約するときにあまり気にしなくても良いです。
ただ、ネットで見かけた情報ですが、朝イチの入庫時間(確か8時)だと混むようですので、会場への入場時間が9時とかでない場合は、あまり早く行かないほうがスムーズに駐車できると思います。
舞洲から会場西ゲートまでは、シャトルバスで約15~20分。会場へは徒歩やマイカーでの直接アクセスは不可です。
シャトルバスに乗車する際は下記の乗車券を提示してバスに乗ります。

ちなみに画像は帰りのシャトルバスの乗車券です。行きの乗車券は駐車場を予約した際に自動で予約できますが、帰りの乗車券は事前に予約しておかなければなりません。当日何時まで万博会場にいるのかわからない場合は、当日に予約することができます。ちなみに帰りのバスも予約時間前でも乗車することができました。
ゲート前から入場
入場は予約時間から厳格スタート
会場には東ゲートと西ゲートがありますが、マイカー駐車場からのシャトルバス利用者は「西ゲート」からの入場になります。対して「東ゲート」は最寄りの公共交通機関の駅からのシャトルバス利用者専用となります。

11時の入場枠で予約していたため、10時台はまだ入場できず、ゲート前で待つことになりました。既に10時の入場者の列ができており、11時枠の人はその横で並んで待機します。
ゲート前は火除けになるものはなく、かなりの長時間ゲート前で待たされます。
この待機時間、日差しが強く日陰が少ないので要注意です。当日は曇りにもかかわらず蒸し暑く、夏場は熱中症のリスクが高そうだと感じました。帽子・飲み物・日傘・冷却グッズ・簡易椅子など、しっかりと暑さ対策をしていくことを強くおすすめします。
また、予約時間以後ならば優先で入場できるので、お急ぎでなければ予約時間よりも遅く行った方が待たずに入場できるかもです。
ただ、会場内スタッフさんはみんな優しいので少し心が和みました。感謝です。
入場時のセキュリティは空港並み


時間になりいよいよ入場です。チケットはQRコードで提示するので事前に準備をしておきます。
ゲートでは係員から、荷物検査とボディチェックが空港並みに厳重に行われます。このチェックのため、入場はスムーズには進まず時間がかかりました。会場内にはビンカン類の持ち込みは禁止ですので、ゲート前で飲み切るか廃棄しないといけません。
会場内のお買い物は全てキャッシュレス
西ゲート側から入場するとオリジナルグッズショップが並んでいます。
お店の中は多くのお客様で溢れていました。会場内は全てキャッシュレス支払いです。現金は使えません。それでもレジは長蛇の列だったので諦めて大屋根リングへ。会場内でもグッズ販売は行われていますし、時間に余裕を持って帰る時に買う方がいいかもしれませんね。
なんだかんだ言っても大屋根リングはすごい!

西ゲートから会場に入るとガンダムがお目見えします。しかしここは予約が必要なパビリオンなので記念撮影をして大屋根リングへ。




リングの上部の通路に上がるには階段、エスカレーター、エレベーターの3種類あります。まずは階段で登ってみてビックリ。このスケール感は来てみないとわからないなと感じました。
また、広すぎてどこから何をしていいのかよくわからないですが、無目的にぷらぷらとお散歩するだけでも楽しいものです。
最初の予約しているパビリオンの時間まで随分とあったので、とりあえずお茶をすることにします。
休憩する場所は意外とありました




会場内には休憩するポイントは色々とあって意外と快適に過ごすことができました。特に大屋根リング下はベンチシートが各所にあり、疲れたら座って休憩することができます。
おすすめは大屋根リング上の通路脇の芝生。レジャーシートを持参しておくと、寝っ転がって休憩することができます。ただ日焼けには要注意です。
まずは大屋根リングに沿ってぷらぷらとお散歩
唯一予約が取れたパビリオンの時間が14時30分なのでまずは大屋根リングの上をお散歩しました。1周約2kmあるそうです。


パビリオンに入れなくってもお散歩するだけでも楽しいです。
アメリカ館など予約なしでも入れる人気のパビリオンはありますが、3〜4時間ほど待つそうなのでそれでは時間がもったいないなと感じました。当日予約をするための登録機にも長蛇の列になっていましたので、予約が必要なパビリオンは抽選で当たった所だけで、あとは疲れないように休憩しながら入れるところに入ると言うのがいいのではないでしょうか。
後、学生さん達がかなり多く、特に小さい子達は列になって移動していたので、通路を横切る時など注意が必要です。
それでも多くの学生さん達は15時位で帰られるようで、それ以後は気にならなくなりました。
疲れないように無理せずに楽しみましょう
休憩できるところは多いものの、やはり広い会場ですので知らず知らずのうちに普段歩かないような距離を歩いてしまいます。体力に自信のある方なら問題ありませんが、私たちはそうでもなかったのと、夜のウォータープラザで行われる「アオと夜の虹のパレード」とドローンショーを見たかったので、休憩を多く挟むことにしました。あいにく当日は雨のため、ドローンショーは中止になりましたが、このようなこともあるのでレインウェアや傘は用意しておいた方が良いと思います。



まとめ|大阪万博を快適に楽しむためのポイント
- ✅ 公式サイトでアカウント作成&チケット購入
- ✅ マイカー利用は「舞洲」駐車場がおすすめ
- ✅ 暑さ対策(帽子・飲み物・日よけ)は必須
- ✅ セキュリティチェックも含めて時間に余裕をもって行動を
- ✅ 入場時間より少し遅く行ったほうがゲート前であまり待たされない
- ✅ 体力に自信のない人は休憩多めで行動してね
- ✅ 海に近いので風が吹くと寒く感じるので羽織るものを持って行った方がいいよ
システム化が進んでおり、混雑を避ける工夫はされていますが、その分手続きも多め。事前準備をしっかり行えば、当日はスムーズに楽しめるはずです。
いろんな意見はありますが、大屋根リングは一見の価値ありです。是非会場へ足を運んでみてください。