小さな生活を目指して
私はこれから「持続可能な、続けられる生活」を作っていきたいと思っています。
それを、私は「小さな生活」と呼ぶことにしました。
それは、足るを知ること。
買うだけでなく、自分の手で作ること。
そうした暮らしの中に、喜びや豊かさを見出すこと。
そんな「小さな生活」を続けながら、自分の心の持ちようも整えていきたいと考えています。
何事も良いように捉える
もう一つ大切にしたいのは、「何事も良いように捉える」という考え方。
この言葉はとても当たり前で、言い古されているかもしれません。
でも、今の私には一番しっくりくる言葉です。
これからの経験の中で、もっとぴったりくる言葉が見つかったら、そのときは迷わず変えればいいので今はこの言葉を使っています。
人は誰しも、幸せそうに見えても悩みや苦しみを抱えていると思います。
「なぜ自分だけ…」と考え出すと、心はどんどん暗い方向に流れてしまい動けなくなります。
まさに「病は気から」です。
同じ出来事でも、「今、自分は試されている」とか「これも人生の動き出しかも」とポジティブに捉えることで、行動が変わり、人生が好転していく気がします。
つまり、人生をよりよくしていくために最も大切なのは、前向きな考えで、行動し続けることなのだと思います。
自己否定しないこと
私たちはつい、何か失敗すると「自分がダメだから」と思いがちです。
でも、それは違う。
ダメなのは「やり方」であって、自分ではない。
やり方を見直して変えていけばいいだけの話です。
自己否定をしてしまうと、そこから前に進めなくなってしまいます。
行動できる可能性を自分で閉ざしてしまうからです。
この世に「ダメな人」なんて存在しません。
「合わない人」はいるけれど、それはただの相性の問題だけです。合わなければ距離を取れば良いだけです。
誰かと比べて落ち込むことも多いですが、その誰かができないことを、自分はできるかもしれない。
それを一つ一つ見つけて積み重ねていけば、それが自分の価値、オリジナリティになるはずです。
小さく始める
前向きに生きるというのは、簡単なようでとても難しい。
でも、できていなくても「そうありたい」と思って行動するだけで、きっと周囲との関係や空気は少しずつ変わっていきます。
たとえ何も起きなかったとしても、ネガティブに生きるよりずっと気分は良いはずです。
そして何より、始めるときは「小さく始める」ことが大事です。
大きなことをやろうとすると、考えすぎて身動きが取れなくなってしまうから。
だから私は、「前向きに捉える小さな生活」を目指して、できることを少しずつ積み重ねていこうと思っています。
畑から始まった手作りの暮らし
今年で家庭菜園を始めて11年目になります(たしか…)。
最初は小さな庭から始まりましたが、今では4カ所で野菜を育てるようになりました。
季節ごとに20種類ほどの野菜を作れるようになり、農家さんとの交流も深まりました。
お手伝いをしたり、野菜やお米をいただいたり、そんなやりとりも日常の一部です。
味噌も毎年、手前味噌を仕込んでいます。
もう10年以上、市販の味噌を買っていません。
いつかはお米も自分で作ってみたいと夢見ています。
大工仕事も少しずつ。
工具の使い方や修理の技術を覚えて、簡単な家の修理くらいは自分でできるようになりたい。
考えてみると、やりたいことはまだまだたくさんあります。
「働く=お金」だけじゃない暮らしへ
自分でできることが増えると、自然と自信がついてきます。
「働く=お金」だけではない暮らしの選択肢が増えてくるのです。
まだまだ理想には届いていませんが、昔に比べてずっと「自分の人生を生きている」と感じられるようになりました。
限られた時間を、より自分らしく、豊かに過ごすために。
これからも「小さな生活」と「前向きな心」を大切にしていきたいと思います。