名古屋飯をリクエストしたらこれが出てきた
多治見を後にして豊中市へ。
ここは奥さんの叔母や従兄弟たちがいるところです。みんなとお会いするのは本当に久しぶりで確実に10年以上経っている。それでも会うとそんな時間を感じさせないのって何なんだろう?不思議な感じがします。
叔母さん(以後Nさん)の家に上がって色々と話し込んでいたら、いとこたちもやってきて懐かしい話に花が咲きます。みんなそれなりに歳をとっていて、それなりにいろんな事を経験してきていい味がある。これまた不思議な感じ。きっと向こうからみると同じようなことを考えているのかもしれないけど。
そうこうしているとすぐに時間が経って、予約している時間が近づいて来たので出発。事前に「何が食べたい?」って聞かれていて、「名古屋飯かな?あと台湾ラーメンも食べてみたい」って伝えていたので楽しみ。
長男くん(以後Hくん)と一緒に車で名古屋市内へ移動。車の中で馬鹿話をしながら楽しい時間を過ごしました。彼とは結婚したばかりの時に、奥さんの実家で会ったきりだったんだけど、その時の印象と大きく変わっていて、経過した時間と成長を感じながら話していました。風の便りにどんなことをしているのかそれとなしに知っていたけれど、時は人を変えるのだなと実感しました。
お店に行く前に叔父さん(以後Fさん)を迎えに行って本当に久しぶりの会食となりました。
連れて行ってもらったお店は味仙という中華料理のお店。台湾ラーメン発祥の地らしいです。台湾ラーメンって台湾のラーメンじゃないんですね。
お店の前では水曜日というのに行列ができていました。夜、こんなに人の多いところに食事に出かけたりすることは、ここ数年ないので、久しぶりの街の空気を満喫。
全国的に有名なお店なのでしょうが、私はこのお店のこと知りませんでした。どの料理も素晴らしく美味しかったです。メニューをみるともちろん台湾ラーメンがあります。Hくんに聞くとノーマルを食べると、辛すぎて味がわからんようになるから、彼は台湾ラーメンのアメリカンをいつも注文するよと聞いていましたが、迷わず普通の台湾ラーメンを注文しました。しかし本場名古屋で台湾ラーメンのアメリカンってどこの国の料理なの?と思わずツッコミを入れたくなりそうです。
出て来たのがこれ。一口すするとその辛味成分で咳き込んでしまうくらい辛味を感じます。しかしそれを堪えながら食べ進んでいくと、だんだんと汗が出てきてクセになるうまさを感じます。
ズズ〜、エホッエホッ!、モグモグ。これを繰り返しながら食べる台湾ラーメンの美味しさといったら最高でした!
近所の中華料理店で食べる台湾ラーメンとはまるで次元の違う辛さ、そしておいしさ。いい経験をさせていただきました。ありがとうございます!
翌朝はモーニング
名古屋飯に加えモーニングに行きたいとリクエストしていたので、翌朝素敵なところへ連れて行ってもらえました。
私の住んでいるところでもコメダ珈琲があるのでこういうスタイルは馴染みがあるのですが、さすがに朝からソフトクリームは凄いな!と驚きました。
サイフォンで淹れたコーヒーを売りにしているようで、そのほかのフードメニューにはトースト、フレンチトースト、クロックムッシュなどおしゃれなプレートメニューが並びます。
店舗内にはメニュー開発や店内のコーディネーター募集と張り紙があり、こういうふうに目的をはっきりとさせないと、今の子って来ないんだな〜と。
まっ、それでもセンスのいい子が来てくれたら、パッケージ作って販売することもできるので、そりゃそれでもいいかなと。
来た時はオープンしてすぐだったのでガラガラでしたが、出る時には満席になっていてびっくり。このお店が繁盛店であること。この地域に喫茶文化が根付いていることを感じました。
今の働き方について考えさせられた
飛行機の時間があるのでそろそろ出発。一旦名古屋市内へ行きFさんに挨拶をしてセントレアへ。
車の中でNさんが話してくれた話が興味深かったです。
Nさんは大手パン工場で働いているのだけれど、最近の外国人労働者の勤労意欲が低過ぎて、一緒に働くのが嫌になると言っていました。その上最低賃金が上がっているため、働かなくても最初から高い時給をもらえるので、全然働かないそうです。しかもそうすることで全体の人件費が上がるため、どれだけ頑張ってもベテランの時給はあがらず、ベテランの人達はバカらしくなって辞める人が多いと言っていました。
これってこれからどこの職場でも同じことが起きそうです。政府や与党は耳障りのいいように最低賃金の引上げとかいうけれど、それに伴って会社の売上も上がり、労働者全体の給料が上がるのならいいけど、ほとんどの場合そうはいきません。すると法律で定められた最低賃金を上げるため、ベテランの人件費が上昇しにくくなってしまいます。
このままじゃ、会社の中でこれまで労働者に投資してきたノウハウがみすみす失われてしまいます。
また、最初の頃来ていた外国人労働者の人たちはめっちゃ真面目でやる気もあり、今でも仲良くお付き合いしているけれど、その人たちはある程度の年数を働くと自国に帰るため、ノウハウが会社に残らず、不真面目な人たちが働かないのに高い賃金をもらうという構図が出来上がっているとも言っていました。
これって日本にとって何のメリットがあるのだろう?
どれだけ最低賃金が上がっても会社全体の売上が上がり、利益が増えて労働者全体の給料が上がって消費が増えないと、景気も良くはならないし労働者の働く意欲が向上せず、会社の生産能力が落ちてしまうことにつながります。
そんな話をしながら無事中部国際空港に到着し、最後の締めでエビフライを食べて中部国際空港を後にしたのでした。
少しの時間だったけどFさん、Nさん、Hくん、Mちゃんみんなありがとうございました。お世話になりました。
また会いましょう!!
やっぱり旅行はいいね!また行こう!
久しぶりの空旅でした。思い切って来てよかったです。
普段変わらない生活をしていると、これはこれで幸せなんですけれど、やはり非日常の環境に身を置くとそこから感じられるものがきっとあります。
車で移動できる範囲もまだ行ったことがないところばかりですが、飛行機で思い切って知らないところへ行くのも発見があって楽しいものです。
私たちは仕事柄「食」に関することに興味があり、どの地域に行っても見たことも食べたこともないものに出会えます。そこから住む人の習慣や風習などを学ぶこともできます。
時間とお金がかかることなので好きな時にいつでもというわけには行きませんが、無理のない範囲でこれからも続けていこうと思いました。
また、久しぶりに行ったせいか、体力的なものが衰えていたりして驚きもあったのですが、そいうことも含めてやり方を少しずつ変えていけばまだまだ楽しめそうだということがわかりました。
心配していた愛猫「バンちん」も友人達数人にお願いして、来れる人が無理なく面倒を見てくれておかげで安心して楽しく旅行することができました。みんなありがとう!
さぁ、次はどこにいこうかな?新しい発見が楽しみです。
終わり。