久しぶりの旅行で感じたこと考えたこと(長野編)

JR門島駅

最後の空旅はコロナ禍前に行った富士だったので、2019年ということになります。ということは5年ぶりに空旅に行ってきました。5年も経てばそれなりに体の方も歳をとってきて、以前のように食べたり動いたりができなくなっている気がします。自分では感じませんが事実は否めません。

しかし、それを踏まえた上で続けられるやり方に変えていけば、まだまだ好きな旅行に行って楽しめると感じました。やっぱり行ってみて再確認したことですが、日常ではないところへ行き、普段食べないものを食べたり、風土を感じることは素晴らしいし、やっぱり旅行は無条件で楽しいと再確認しました。そんな自分への旅行記です。では始まり始まり。

目次

旅行までの経緯

今年、義父が亡くなり元気が亡くなっていた義母に元気になってもらいたいという理由から、どこか行きたいねと話をしていました。目的地はどこでもよかったのですが、密かに奥さんには行きたい所があったのでした。

実を言うと私の奥さんは義母の連れ子で、義母の最初の夫は奥さんが2歳の時に死別していたのでした。その生みの親である父のルーツを知りたいと奥さんが言い出し、じゃ、その場所へ行ってみようということになったのです。

その場所は長野県。そこまでどうやって行くか検討してみると、中部国際空港から入ってレンタカーで行くのが安くいけそうなのでそれに決定。
前日義母に高速バスで来てもらい翌日出発したのでした。
中部国際空港まではジェットスターでイン。

空港の大きさって最寄りの空港の感覚で行ったらダメですね。セントレアの広いこと広いこと。ジェットスターはLCCなので、第2ターミナルの一番端っこに降ろされ、そこから第2ターミナルの出口までの遠いこと。そしてレンタカーの送迎場所である第1ターミナルまでが更に遠い。70過ぎの義母には可哀想なことをしてしまいました。

とにかく広いセントレア

やっとかっとの思いでレンタカーを借りいざ出発。ナビに目的地を登録し順調に高速道路に乗りました。

ナビがおかしい

セントレアから伊勢湾岸道路へ進み刈谷ハイウェイオアシスにて昼食。もう14時を回っており、夕食はホテルでコースディナーを予約していたので軽めに食べればいいものを、名古屋丼の文字に惹かれてしまい注文。

そして出てきたのがこれ。

名古屋丼

しかしめちゃくちゃ美味しかったので良しとしますが、やっぱり無理しないのが旅行を楽しむコツなのかな?とも思いました。美味しいしついつい残さずに食べちゃうんですけど、食べ過ぎが続くと体に良くないし、次の美味しいものが食べられなくなってしまいます。そういう意味でもシェアできるお店ならシェアして、1人一品注文するお店では勇気を持って残すというのが、楽しく旅行をするコツです。これまでは無理しても食べられていたし、体調を壊すこともありませんでしたが、これからは気をつけようと思いました。

腹一杯になったからかナビがおかしかったのかよくわかりませんが、分岐を間違えて遠回りのルートに進んでしまいました。その辺りからナビがおかしくなり空を飛んでいる状態に。
今回格安のレンタカーをお借りしたのだけれど、こういう所は正直ケチっちゃいけないなと思った次第です。結局Google mapsと併用で移動し無事到着できたのですが、奥さんにナビをお願いした分、景色を楽しめなくてかわいそうなことをしてしまいました。別に車載のナビは古くてもスマホあるからいいんじゃない?って思われるかもしれませんが、知らない土地だし景色楽しんだりと、余計なことしなくてドライブを楽しめるのであれば新しい方がいいのかなと。まぁ、なんだかんだ言って値段相応ということですね。

1泊目山間の素敵なホテルで大満足

無事目的地へ到着。しかし予定より遅くなってしまいました。昔の記憶を辿って来たもののその家はありませんでした。近所に人がいたので奥さんが聞いてみると、もうここには住んでいないとのこと。お墓は近所の山の方にあるとのことでした。さすがにこの時間から行くわけにもいかず、当時駅から歩いたというので最寄りの駅まで移動しました。

数十年前の思い出とともに

当時、この駅から歩いてご主人の実家まで歩いたということですが、義母はもう何にも覚えていないと言っていました。ついに奥さんは念願の実の父親が生まれ育った土地まで来ることができました。待合室から中々出てこないので覗いて見ると、駅ノートに何やら書き込んでいました。きっとこれでスッキリしたのではないかと思います。

あたりが薄暗くなりかけたので、急いで今日の宿泊地がある飯田市へ移動しました。飯田の街中を通るルートでしたが、通勤時間帯にかかりちょっとした渋滞にかかってしまいました。それにしても飯田市って思ったより交通量が多くてびっくり。おまけにナビが訳のわからないルートで案内するものだから、あっちこっち行って時間がかかってしまいました。

そんなこんなで何とかホテルに到着。
本日宿泊したのは

ホテル風の山。

ホテル風の山
ホテル風の山 ホテル風の山は、長野県飯田インターから10分。自然に囲まれたテラス席があるフレンチレストラン・ホテル・バー・RVパークがあり、グルメや上質な宿泊体験、ミニコンサート...
絶品フレンチ

コースを予約していたので荷物を部屋へ移し早速食事です。
地ビールに地元のワインを堪能し、お腹いっぱいになって部屋でくつろぎました。
こんなにゆっくりとした時間を過ごしたのは久しぶりです。

普段ゆっくりしているつもりでも、環境や身体が慣れているだけで毎日やることは結構あるものです。たまには環境を変えてこういう時間を過ごすことも、意義があると感じました。

翌日は素晴らしい快晴の中スッキリとした目覚めです。部屋から望む眺望は素晴らしく、早起きしたので近所を散歩した時に見かけたのがこの看板。

熊出没注意

「熊出没注意!」
そうここは長野県。そりゃ出ますよね。もう少し奥まで行こうと思っていましたが、そそくさとホテルへ戻りました。

そして戻るとお楽しみの朝食。

蕎麦粉のガレット

地元の新鮮野菜に加え蕎麦のガレットが本当に美味しかったです。
いい思い出をありがとうございました。

長野といえばりんごでしょ

本日の行動予定

  • 直場所でお土産を購入
  • そばを食べる
  • 駒ヶ岳ロープウェイに乗って千畳敷カールを目指す

というものです。

ホテルを後にしてまずは農産物の直売所へ向かいます。向かった先はこちら。

りんごの里農産物直売所

やっぱり本場だけあってりんごの種類がすごいです。加工品も充実しているし野菜も沢山あってしかも価格が安い。ほんと近かったら買って帰りたいくらいです。ここで加工品などは購入しましたが、りんごはやっぱり生産者から買いたいと思い、従業員さんに聞いてみると、「松川という所にりんご農園が集中しているのでそこに行ってみては?」と教えてもらい、松川へ移動。ネットで調べるといくつも出て来たので、その中の「なかひら農場」というところへ伺いました。

たわわに実ったりんごの木

その農場へ行く途中、りんご畑にあるたわわに実ったりんごの木にびっくり。圧巻の風景でした。りんご生産もさることながら、果樹を絞ったジュース加工にも力を入れていらっしゃるようで、かなり大規模な農業法人でした。

お店の方と少しだけ話したのですが、昨年からの酷暑と水不足の影響でりんごの玉が太らない。葡萄の色が色づかない。11月だというのに寒くならないからりんごが色づかないと言っておられました。

今年は米不足の問題もありましたし、全世界的に農産物を生産する環境が大きく変化して行っているのだと感じます。そうは言っても生産者はこれで食っている以上、何とかして作れるものを作るしかないのですが、生産する現場としては生産量が減ったり、コスト高による利益減少を食い止めるべく、販売価格を上げるなどして経営を続ける努力をしていますが、あまりの価格上昇は消費離れにつながる危険性もあり、経営を継続することが難しい時代なのだと実感しました。

お土産用のりんごも買って時計を見るとすでに予定よりも2時間ほどオーバー。駒ヶ岳ロープウェイに乗るかどうか迷ったけれど、こういう機会は滅多にないので、本当に無理でなければ行った方がいいに決まっています。
まずはそばを食べに行こうとお店に移動すると、何と店休日の文字が。仕方なく第二候補のお店に行くとそこは蕎麦もあるが、ソースカツ丼もあるお店。迷った挙句、蕎麦ではなくソースカツ丼をチョイス。う〜ん食べて良かった一品でした。

ソースカツ丼

お腹も膨れ、時間を見るとまだ大丈夫。
チケットを購入しバスとロープウェイがセットになったチケットを購入し移動開始。

駒ヶ岳ロープウェイの乗り口である、しらび平駅までは一般車両は乗り入れ禁止のため、菅の台バスセンターから専用のバスに乗らなければなりません。そしてその山道が中々の細道でしかもつづら折れのヘアピンカーブだらけ。運転手さんの後ろに陣取り、その華麗なるハンドル捌きに惚れ惚れしながらの約45分でした。

千畳敷カールロープウェイ

そしてしらび平駅からはロープウェイに乗り換え千畳敷駅を目指します。ここからはどんどんと下界から気温が下がり、しかも天気が悪くなってしまいました。

千畳敷カール駅は真っ白

千畳敷駅を降りると強風と雨のため、千畳敷カールまでいくことは断念しました。それでも「またおいでね」と言われたような気がして、これは次回のお楽しみにとっておこうと思います。

昨日は宿に到着したのが暗くなってからでしたので、今日は早めの移動を心がけ早々に岐阜県恵那市を目指しました。

次回へ続く

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この記事を書いた人

パソコンとネットの何でも屋さん兼農家見習い中
2021年に奥さんに腎移植して人生の価値観が大きく変わりました
何が起きても諦めずに生き抜く力が一番大切
時々ブログも書いてます

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