「人間、みんな何かの天才」。この言葉は自己肯定から思いついたことなんですけど、あながち間違っていないと思うんです。なぜなら超ネガティブだった僕が歳を重ねてきてやっと、「このままでいいんだ」って分かったから。
人は皆何かの才能を持って生まれてきて、その才能を生かして世のためになるように生きることが、その人の使命なんだと思います。
だけどオータニさんみたいに活躍できないし、歌も上手くないし、ルックスだってしょぼいし、何もかも対していいところなんてない。給料も安いし、将来もめっちゃ不安だし。
そういう時自分に言ってあげましょう。
「そこがいいんじゃない?」
ネガティブな自分を否定しまいそうになる時、すかさず
「そこがいいんじゃない!」って口に出していうと少しだけ気が楽になります。もし恥ずかしいなら心の中で呟きましょう。
そうすると人間の脳ってやつは本当に「そっ、そうかなぁ」って騙せるかもしれません。騙せなくても黙って自己否定するよりずっといいです。
この言葉は、どんな欠点でも一瞬で自分を肯定できる魔法の言葉なんです。
だけど人はすぐに人と比べてしまいますし、優劣をつけてしまいがちです。そして自分が優れていたら安心したり、劣っていたら自己否定したりします。そうやって少しだけ比べられないところに逃げて安心してしまいます。そんなことするくらいなら最初から比べなきゃいいのに、抑えられない不安と安心したい心がそうさせます。そんな比較に何の価値もないことくらいわかっていたとしてもです。
でもそれさえも否定せずに「そこがいいんじゃない!」っていうと、案外まだまだ負けん気や成長したいと思っているんだ。と気がつくかもしれません。
「そんなこと言ったって私には何もない」という声が聞こえてきそうですが、何もない人などこの世に存在しません。なぜなら、短所さえ考え方を変えればそれはその人にとって最大の長所にもなるからです。
何もないから「そこがいいんじゃない!」
目立たないから「そこがいいんじゃない!」
なりたい自分が見つからないから「そこがいいんじゃない!」
です。
やるべき事は、自分が好きなこと、興味のあることを面白いって思って行動に移す。ただそれだけです。
上手くいっても失敗しても「そこがいいんじゃない!」で行きましょう。自分のこと卑下して悪く思ってもその時だけ、何もしなくていいから気が楽だけれど、いいことなんか何もありません。それより自分を肯定して行動した方が自分も周りもきっと変わるはずです。
何があっても「そこがいいんじゃない!」