我が家の家訓は「やりたいと思ったら、やる」。
「UTMBに出たい」と思ってしまったのだから、もうしょうがありません。出るからには200%楽しむ。これが我が家の掟です。
とはいえ「やりたいと思ったらやる」というのは、口で言うほど簡単じゃありません。思っているだけなら自由ですが、「やる」となると計画、準備、行動、そして結果まで、課題は満載です。なんといってもうちはしがない個人事業主。お金はどうする、仕事は休めるのか——超えなければならない山が次々と出てきます。
でも、考えていても仕方ありません。とにかく200%このチャレンジを楽しむために、まずは目標を立てることにしました。
その前に少し——健さんの30年前の夢
実は健さん、初の海外レースとはいうものの、若い頃の夢は海外のレースで走ることだったのだそうです。
走るといっても、こっちの「走る」。バイクです。

大学を卒業して大阪のバイクの部品メーカーに就職し、鈴鹿サーキットを走りながら、いつかは海外でも、と考えていたのだとか。当時の写真を見ると、顔がやたらととんがっています。たぶん性格も相当とんがっていたんだろうな、と思います(笑)。世の中はバブル真っ盛りだったのに、どこか一人で違う方向を見ていたような感じ。

しかし若い頃の夢は破れ、地元に戻ってきました。私と出会った頃には、生活のために郵便局の赤いバイクに乗っていましたが——しかも丸っこい、あのバイクです(笑)。
それが、50歳を目前にして、30年来の夢が思いがけない形で叶うことになるとは。しかも今度はバイクではなく、自分の足で、です。
サポーターとしての3つの目標
本題に戻って、目標の話です。
ランナーである健さんの目標は何をおいても「完走」。では私はどうするか。観光三昧というのも悪くないけれど、それだけではちょっと物足りない。そこで、3つの目標を立ててみました(人には厳しいですが自分には甘いので、目標というより楽しみと言った方が近いかもしれません)。
①金子家のテーマでもある「食」
仕事でも食に関わることが多いので、「身体は食べるもので作られる」という考えのもと、日頃から食にはこだわりを持っています。
トレイルランニングは山を走るだけのスポーツではなく、「食べる」ことがとても大切なポイントになります。今回の目標タイムは22時間。普通なら3食しっかり食べる時間を、走りながら補給でまかなわなければなりません。エネルギーが不足すると「ハンガーノック」を起こして走り続けられなくなることもあるそうです。走りながら食べ続けられる「胃力」も必要なんですね。
レース当日はもちろん、それまでの食事管理もとても重要になります。当日までの食の管理と、レース中の食事がレースをどう左右するのか。今回、実験してみようと思います。
②UTMB100マイルに向けた、エイドの下見と対策
本来は、UTMFのSTYでポイントを取り、UTMFの100マイルに参加して、その先にUTMBの100マイルという計画でした。でも急遽計画が変わって、UTMBの前にCCCに出ることになりました。
これって意外と良いタイミングなのかもしれません。UTMFのときに感じたのですが、土地勘のない場所でサポートをするのは、思うように動けないものでした。UTMBは海外、まったく知らない土地です。今回CCCで半分の距離を走ることで、かなり良い経験になりそうです。
なので、できるだけエイドの下見をしておこうと思います。といっても、ランナーである健さんはレース中なので、私一人で行動することになります。海外で、しかもフランス、イタリア、スイスの3ヶ国にわたって。かなりの不安はありますが、これも大切な経験になるはずです。
③情報を発信する
最近、農家さん向けに「今日からできる!世界が広がる情報発信」というセミナーをしたばかりということもあり、情報発信の大切さを改めて感じています。
ちょうど良い機会なので、このチャレンジをみんなに公開してみようと思います。個人的なことを発信するのは少し抵抗もありますが、準備から現地レポートまで、Facebookページを使って発信していくことも目標の一つにしました。みんなに少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
ランナーである健さんに比べれば、本当に「楽しむための目標」ばかりですが、サポーターとして200%楽しむんです。
次回は準備編です。うーん、先は長いな。今年いっぱいくらいは引っ張れるかもしれません(笑)。
費用編へ続く

\ あわせて読みたい、我が家の暮らしのストーリー /
この記事が属するカテゴリーの「看板ページ」です。私たちの今の想いや、これまでの歩みをまとめています。ぜひあわせて覗いてみてください。

