東峰村へ災害ボランティアとして参加してきました

災害ボランティアセンターへの立て看板

ずっと行かなければと思いながら、
いつも後回しにしていた災害ボランティア。
今回、時間が取れたので東峰村の災害ボランティアに参加してきました。

災害ボランティアセンターへの立て看板

受付は9時から11時です。
友人から少し早めに行ったほうがいいとアドバイスを受けていたので、
ちょっと早めに出かけたにも関わらず…

到着すると長蛇の列が

到着するとすでにボランティアの受付には長蛇の列が…。
圧倒され、ちょっと緊張してしまいました。

ここでちょっとボランティアに参加する際、
これを持っていくと便利ですよ的なものをご紹介します!

まず格好ですが長袖・長ズボンに長靴の作業がしやすい格好が基本です。
それから帽子に防塵用のメガネ、マスク、軍手にタオルなども必須アイテムです。
ボランティアセンター(通称ボラセンと呼ぶらしい)には、
全国から救援物資が集まっているので、
軍手やタオルなどの消耗品は揃っているところが多いらしいですが、
ボランティアは基本、

「自分のことは自分で守る」

のが基本なので、
全て自分で用意したほうがいいです。
あと、作業する時期にもよりますが、
参加した日は猛暑日!
多めの飲み物や塩タブレットなどの熱中症防止のためのものを用意しましょう!
あと忘れずに自分の食料も用意します!
(ボランティアだからってお弁当は出ませんからね〜)
その時、氷や保冷剤を入れたポータブルサイズのクーラーバックを持っていくと、
冷たい飲み物が飲めますし、お弁当も腐りにくくて便利です!
それからタオルなどのちょっとした荷物はザックや小さめのバック、
ウエストポーチなどに入れておくのも便利ですよ♪

しつこいようですが再度、

ボランティアの基本は「自分のことは自分で守る」

ですから、自分の分は自分で用意しましょう。

初めての方は登録します

はじめての人はここでボランティアとして登録し、
ボランティア保険に加入します。
一度登録しておけば同じところなら次回からはこの受付は必要ありません。

簡単な説明がありました

受付が終わると簡単な説明を受けます。
大体のことは受付で渡される「ボランティア活動に参加するみなさまへ」に書かれていますので、
よく目を通しておきましょう!

ボランティアは腕にこのシールを貼ります

ボランティア活動をする人は必ず腕にこのシールを貼って作業をします。
東峰村の場合、
これを見せると嘉麻市にある指定の入浴施設で無料でお風呂に入れるとのことでした。
ありがたいことです!

どこに配置されるかマッチングがあります

説明が終わるとこの部屋に入って、
誰とどこに行くか。
そしてそのグループのリーダーを決めて活動開始です。
私は一番最初に募集のあった3名の所に決まりました。

移動の車に乗って行く途中、
壊れた道路や畑、山肌、倒壊した家などが見えます。
とてもじゃありませんが、
カメラを向ける気にはなれませんでした。

作業は基本、15時から16時までに終了するような人員配置と作業量で計画されるので、
その日に終わらないようなキツイものではなかったです。
熱中症予防のため、ある程度休憩時間もリーダーの方が入れてくれるので、
私の印象ですがそこまで大変ではありませんでした。
(今回の現場が特別そうであるというわけではない気がします。)

庭に堆積したゴミやら土砂を取り除きます

今回、ご一緒させていただいた方は東京と山口から来られた方でした。
東京から来られた方はこれまでも阪神大震災、東日本大震災、九州熊本大震災とボランティアとして参加されてきたそうで、
休憩中に色々な体験談を聞かせていただきとても興味深かったです。

例えば阪神大震災のときは、
ボランティアや支援物資が集まるものの、
避難所や被災者へ何が必要でその配置や分配等の計画がなく、
集まってくるボランティアは各自で動くため、
必要な配置が取れず、支援物資も同じようなものが貯まる一方だったそうです。
そこで住民やボランティアの有志の方々が立ち上がり、
行政と連携しその時のノウハウを活かしたものが、
それ以後の災害復旧に活かされていると仰っていました。

阪神大震災や東日本大震災、熊本地震の様子を実際に見たことをお話されて、
ちょっと生々しい話もあったりで興味深かったです。

何もないとついつい毎日は当たり前のように来ると思いがちですが、
当たり前では無いんですね。
実際に失ってみないとわからないことなのでしょうが、
一度壊れた生活は中々元通りにはならないのも事実。
普段の生活をより大切に生きたいと思いました。

軽トラいっぱいになりました

庭にたまった土砂を全て掻き出し、
土嚢へ詰め軽トラで土砂置き場へ運んで大まかな仕事は終了です。
最後、依頼主の奥様が、
姿が見えなくなるまで手を振ってくれました。
それをバックミラー越しに見て思わず私も手を振って応えました。
その瞬間、本当に来てよかったなぁ〜と思いました。

しかし、どれだけボランティアが集まっても、
人力で作業できる仕事は床下の土砂の掻き出しや、
土砂で汚れた家屋の清掃など限られてきます。
やはり、重機が早いタイミングで入り、
道路や河川、危険な箇所を復旧し物流やインフラが戻ることがまずは最優先なのだと思います。
しかし、個人宅や高齢な方などで、どこから手を付ければよいのかわからず、
絶望的な気持ちになっているならば、それをほんの少しでもお手伝いできることはあるのかなと思いました。

復興支援ありがとう

行くまでは、これまでの被災された箇所へ何もしていないという、
後ろめたい気持ちがあったのですが、
今回、思い切って行ってすっと心が軽くなるような気持ちになりました。
たった1日で大したことはできていませんが、
直接何かができたこと。
やはり自分がその立場にならないと同じ気持ちにはなれないということ、
奪われた人と同じ気持ちにはなれっこないということが、
改めて実感できました。それが良かった!

復興支援ありがとう

最後に一緒に作業した方の言葉をここに書きたいと思います。

どこかが災害にあったと言って、
国民全体がボランティアしたりしてたら、
国が回らなくなるよ!
できるやつができることをやればいいし、
やりたいと思うやつがやればいい。

気にかけていればいつか行くことも出来るし、その地域のためにお金を使うこともできる。支援する方法は一つだけじゃない。
ボランティアとして参加することも手段の一つだし、実際にやってみれば感謝されるし、
きれいに片付くし結構面白い。
ボランティアとして参加している人の中には、色々な気持ちを持ってやっている人がいると思うけど、自分は悲壮感だけでやっているわけじゃない。
でも、一度思い切ってやってみれば今度からは気軽に来れるでしょ。
そうやってやれる時にやればいいんじゃない?

本当にそうだと思います。

おまけ

やっと見つけた峰入り道

英彦山修験道トレイルが行われる東峰村。
今回は東峰村の1日も早い復興を願い、
そして今年も大会が行われるようにとの思いもあり、
東峰村のボランティアへ参加しました。

つい先日この修験道トレイルのコースを練習したばかり。
コースがどうなっているかつい気になって、
そしてコースロストしたところを確認したくって、
ちょっとだけ山に入ってきました。

分かってしまえば簡単なことなのに

登山道入り口近くの駐車場にボラセンがあるので、
短パン、Tシャツではウロウロするのは気が引けたため、
作業着のまま少しだけ山に入りました。

峰入り道から続く登山道はそんなに荒れた感じはありませんでした。
が、おそらく岳滅鬼山分岐から岩屋神社までの林道などは荒れているかもしれませんね。

英彦山修験道トレイルは、
多くの選手が集まりますし東峰村内外へ向けても復興アピールや、
経済的にも一定の効果が期待できると思うので、
是非、開催してほしいと思いますし、またできるようできることがあれば協力していきたいと思います。

おまけのおまけ

先日コースロストしたところですが、
やっと克服しました( ;´Д`)
わかればなんということはない道でした。
人間思い込みは注意しないとなぁ〜とあらためて思った次第です。
先日、コースロストにお付き合いさせてしまった、
MTDさんとSWMさん、
今度は大丈夫ですよ!しっかりアテンドさせて頂きます(^_^)v

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この記事を書いた人

パソコンとネットの何でも屋さん兼農家見習い中
2021年に奥さんに腎移植して人生の価値観が大きく変わりました
何が起きても諦めずに生き抜く力が一番大切
時々ブログも書いてます

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