些細な体の変化から考える残りの人生

尿路結石

お正月を迎える前辺りから、
尋常じゃない鮮やかな血尿が出ていて、
これはなんかヤバイ病気になったのだろうかと、
内心かなりビビりながら年を越したのだけれど、
どうにもこうにも落ち着かない。

もし、癌にでもなっていたら、
これからどうやって生きていこうとか、
より後悔のない人生を過ごすにはどうすればいいかなどと、
なんとなく考えてみるも、
まったく結論など出るはずもなく一昨日までいた。

以前から尿路結石持ちの我が身。
近所のいけ好かない泌尿器科のドクターに再度診てもらう気にもならず、
どこか良い泌尿器科は無いものかとネットで探していたところ、
大きな総合病院と地域連携しているドクターを見つけていた。

これ幸い。
そうだ!これは神様が行けって言っているのだと勝手に思い、
仕事ついでに重い腰を上げ受信してみると、
6mmx11mmのピーナッツほどの石が、
右側の尿管にくっきり映っていた。
その石が右の腎臓を圧迫しておりかなり腫れ上がっている。
ドクターからはそんなに大したことではないが、
ほっておくと右の腎臓が壊死してしまうから早めに取ったほうがいいと言われる。

ドクター曰く詰まっている箇所から言って、
手術はマイクロファイバーを尿道から入れてレーザーで砕くそうだ。
考えただけでも気絶しそうなくらい気が重い。
しかし、こういうときは勢いが大切である。
予約を取ってもらい受信した日が、そう、今日だったのである。

さすがに最新鋭の総合病院。
何から何までシステマティックである。
受付を済ませて今日1日私は116番で呼ばれるのだそうだ。
大きなモニターに映し出される116番を見つけながら、
検尿、診察、採血、レントゲン、心電図の順に進んでいけばいい。

無事、手術が決定。バレンタインの日に入院することが決まった。
ちょっと怖いけれど、それさえ砕いて体外へ出してしまえば、
しばらくは身体への影響はない。
良かった良かった。
もし、ガンだったらと思うとゾットする。
実際にそう宣告される人達の心情を思うと同情してしまう。

それにしても、健康は大切である。
家族が心穏やかに過ごすためにも大切である。
ひょっとしたら命よりも健康のほうが大切なのかもしれない。

もう、僕もそういう年齢なのだ。
そう、実感した。
いつ死んでもおかしくない。
明日が当たり前のように来ると思っていたけれど、そうじゃない。
しかし、だからといって悲観することばかりではない。
まだ生かされているということはまだこれから精一杯生きてもいいということだ。
宇多田ヒカルの「道」にも、
「人は皆生きてるんじゃなく生かされてる」
とある。

慢心せず心も身体も大切にして生きていこうと思った1日だった。

尿路結石

 

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この記事を書いた人

パソコンとネットの何でも屋さん兼農家見習い中
2021年に奥さんに腎移植して人生の価値観が大きく変わりました
何が起きても諦めずに生き抜く力が一番大切
時々ブログも書いてます

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