先日、自遊人の岩佐十良氏の講演を聞きに行ってきました。
その時に聞いた面白そうな話を幾つか備忘録として書いておきます。
岩佐氏はすごく頭の良さそうな感じの方でした。
自遊人を発刊した時から、リアルの紙面として宿をやることが構想にあったのだとか。
なので里山十帖も10ページの体験型宿泊施設で、
雑誌自遊人の延長メディアとして捉えているのだとか。
おもしろい考えですね。
岩佐氏は商品やサービスを作る時にこう考えるのだとか。
その商品を誰に届けるのか?
- その商品のテーマは?
- その商品のターゲットは?
- その商品の社会性は?
これからウケる商品とは、ケツが青いと言われようが何だろうが、
自分の好きなモノを作って売るのだ!と言っておられました。
ビックデータからパターン化されたAIの判断では、
少数動向のニーズは捉えられにくので、
とにかくこれがいい、あれはダメみたいな意見には、
耳を貸さず、自分が好きなことを突き詰めてやることが重要だと。
だって好きなことじゃないと続かないでしょとも言っていました。
地方だからダメじゃなく、
地方だからこその価値があり、それを都市部へ売り出すことにより、
地元へ雇用やお金の還元など社会性が生まれる可能性が高い。
これは新しい産業の創造なんだと。
岩佐氏の提唱する商品開発のサイクル(MPMSサイクル)
- Mission 世の中をよりよくおもしろく変化させたい
- Planning アイデアスケッチ・プランニング
- Marketing マーケティング・リサーチ
- Action 商品化
第2部で登壇していたナッツの荒木社長の話も興味深かったです。
いまは国内1位のRV出荷数を誇るナッツ。
その社長の「あれこれ考えても考えたとおりにはならないし、
やってみればなんとかなるもんです。」の話には登壇していた経営者一同同感のようでした。
その他にもこんな言葉が、
「RV車は好きじゃないが、RV業界が好き。」
「成功させる自信はないが、成功させるまで続ける自信ならある。」
自分が面白いなぁ〜と思うものを突き詰めて売るのが一番いい。
なぜならそこに共感してくれる人が必ずいるはずだから。
そう思った1日でした。
いまを生きているか?