昨日あったもう一つの話。
福岡でマラソンがありました。
レース前の見所は箱根を沸かしたモグス選手の活躍と、
現役トップレベルのエチオピア勢と日本人選手の活躍でした。
レース序盤は見れなかったのですが、
途中モグス選手が棄権した頃からレースが俄然面白くなりました。
ひょっとしたらこのレースで、
エチオピアのツェガエ・ケベデ選手が2時間5分台を出すかもしれないという、
とてつもないシーンが見れるかも知れなくなったからです。
そんなにマラソンには興味がなく、
ましてや男子のマラソンなんて前評判だけで、
世界と比べてまったくお話にならないレベルです。
世界と日本人ランナーの差を感じたいし、
また世界トップレベルのランナー達が実際に5分台で走る所を見てみたいと思いました。
感想はすごいの一言。
30キロ過ぎてからペースアップできるなんて…。
しかもゴール後の疲労感もあまり感じさせないものでした。
まったくどんな心肺機能を持っているのでしょうか。
日ごろどんなトレーニングを積んでいるんでしょうか?
レース後陸連のマラソン関係者達は恐怖感さえ覚えたかもしれませんね。
ケベデ選手と現在の日本人選手との差は、努力とかの差じゃないです。
マラソンを根本的に考え直してトレーニングしないと追いつかない。
マラソンってもう長距離じゃなく
スピード重視のレースになっているんですね。
でも実際に2時間5分台で走るところを多くの日本人達が見たわけですから、
いろいろと意識の面で変わってくるとは思いますけどね。
マラソン選手って現在厳しい状況なのだそうです。
大学は箱根駅伝をメインに走らせるし、
また卒業して実業団に入ってもマラソン挑戦の意思を持っていても
実業団の意向もやはり企業広告になる駅伝を優先にトレーニングさせるそうです。
経費削減の中実業団として維持していくには仕方がないのかもしれませんが、
森下選手のようにメダルの取れる選手が日本から出てくるといいですね。