続・ブタがいた教室を観にいってきた

昨日言っていたように、「ブタがいた教室」を観て来ました。

僕が思っていた内容とちょっとだけずれていたと思いましたが、食べ物を通じて考える命の尊さを子供達が真剣になって考える様子は考えさせられるものがありました。
全国での上映が終わりかけになって言うのもなんですが、お勧めします。

冒頭で「人間は生きるために何が必要か?」という先生の問いに、生徒から「食べ物」と言う答えが返ってきます。「人間は生きるために命を食べなければ生きていけない」と。
だから食べ物や命を粗末にしてはいけないということなんですよね。

僕が思っていたことよりも少しだけ違うと思ったことは、もう少し食べ物に対して描いてほしかったと思います。ラストシーンで子供達が豚を食べるシーンがなかったんですけれど、ここは必要だと思う。
残酷なシーンで実際に食べられない子もいるかもしれないけれど、そうやって人間は生きているんだということが描かれないと完結しないんじゃないかと。

ペットとして飼っている豚を、食べるためにどうして殺さなきゃならないか?という問題の中で、「食べるために」が抜け落ちて、「どうして殺さなきゃならないか?」だけ強くなってくる。

子供達の自由な討論だから、それでもいいと思うけれど最後はPちゃんや食への感謝につながったほうが良かったな~。

でもね、見てて気持ちが小学生に戻りました。
純粋でまっすぐでね。自分が小学6年生でこの中にいたら、なんていうんだろう?「誰が、命の長さを決めるんですか?」とかセリフがあったけれどこんなのまず言えないよなぁ。
へなちょこだったもん。オレ。
子供ってすごいね。大人が子供達の可能性の芽を多く摘んでいるんだな。
それにも気付かされたよ。
大人が子供になんでもかんでも手を出すことが優しさじゃないし、何にもしないということも違う。見ているってことが大切なのかも。
でも、大人は手を出したがるしそっちのほうが楽だしね。

子供達が豚小屋を作った後のシーンで、担任が校長先生に許可を願うシーンがあって「作ってしまったものを壊しなさいというわけにはいかないでしょ」「子供って許してくれることを分かっていて確信的にやってしまう」というセリフがあり、侮れないな~子供って思ったよ。


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この記事を書いた人

パソコンとネットの何でも屋さん兼農家見習い中
2021年に奥さんに腎移植して人生の価値観が大きく変わりました
何が起きても諦めずに生き抜く力が一番大切
時々ブログも書いてます

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