英彦山修験道トレイルのミドルコースを周ってきました–その1

釈迦ヶ岳山頂

先週木曜日と日曜日の2回、
昨年の英彦山修験道トレイルのミドルコースを周ってきました。
ここのコースは昨年の大会にボランティアとして参加しました。
その際スイーパーとして参加したにも関わらず、
岳滅鬼山(がくめきさん)山頂過ぎで見事コースロストしたという苦い思い出の場所。

終わってからも一度ちゃんとコースを周りたいなぁ〜と思っていたところ、
ちょうどFacebook友達のMTDさんとSWMさんに、
お願いされて一週間に2回も行くことになりました。(←仕事は大丈夫か?)
そもそもコースロスト王の僕に頼むこと自体、間違いかもしれないが(^_^;)

今年もまた英彦山修験道トレイルには、
ボランティアとして参加する予定なので、
昨年のような失態が無いようにコースを知りたかったし、
CCCのトレーニングとしてもちょうどいいなと思って2回行ってきました。(←ホントに仕事は大丈夫か?)

目次

距離だけで判断できないトレイルランニングの大会

東峰村修験道トレイルコースマップ

英彦山修験道トレイルはロング36キロ、
ミドル24.5キロと距離だけを聞くと気軽に参加できそうな大会ですが、
侮ることなかれ累積標高に注目するとロング約3600m、
ミドル約2500mになっています。
累積標高って何かというと、
コースを移動する時の上ったり下ったりする時の上りの距離の合計です。
つまりロングコースなら36キロ走る間、
上ったり下ったりする時の上りの距離の合計が、
3600メートルあるということになります。
つまりほとんど平坦なところが無いということがわかります。
標高図を見ても平坦なところがほとんどありません( ;´Д`)
そういう厳しいコースが英彦山修験道トレイルです。
しかし力試しには絶好のコースだと思います(^_^;)

準備

さて、引き受けたからには、きちんと周って安全に帰らないといけません。
コースを熟知しているわけではないので準備が必要です。

昨年コースロストして以来、
どんなに晴れで行動時間が短くても、
レインウェア(場合によってはフーディニジャケットのみ)、ヘッドライト(予備バッテリー)、スマホの予備バッテリー、少し多めの水と食料を持つようになりました。
それともう1つスマホに入れているGPS地図アプリとGPSウォッチのSUUNTOに、
そのコースを記録したgpxデータをヤマレコなどで探してから入れて、
ある程度下読みしてから行くようになりました。
SUUNTOとスマホで位置情報を確認しながら進むと、
かなり正確に現在位置を確認することが可能です。
アプリも色々と出ているので自分にあったものを使うといいと思います。
私はGeographicaというアプリを使っています。
これはマップに特化しているアプリで、
直感的で使いやすくオススメです。

Geographica

それでも、思い込みが強い性格なのか、
あいかわらず小さなロストは繰り返していて、
友人からはロスト王と不名誉な称号をもらっています(^_^;)

しかし、以前よりも準備をするようになったせいか、
ロストしてもすぐに間違いに気づきコースに戻れるようになったと思います。

トレイルランニングはスポーツですが、
ただ山道を早く走ることを競う競技ではなく、
コースロストした際のコースファインドの方法や、天気の変化や気温に合わせたレイヤリング、体の状態にあった補給等の知識全て試されるスポーツだと思います。特に自然相手なので安全を第一に楽しまなければいけないと思います。

話はそれますがおおよその行動時間を調べるのには、
ヤマプラを使うと便利です。

ヤマプラ

おおよその距離と時間が把握できるので計画が立てやすいです。
で、何気に東峰村あたりを見ていると、
九州自然遊歩道を伝って北九州の皿倉山から、
東峰村までほとんどトレイルだけで来れそうな感じです。
一度赤村辺りでロードに出るかもしれませんが、
それでもこんなロングトレイルを走れるならと一気に妄想モードに( ̄▽ ̄)
東西には朝倉から同じく東峰村を経由して豊前の求菩提山まで行けるみたい。
一気には行かなくても妄想が膨らみます。
これはまた次の機会にでもちゃんと書こうと思います。

それでもやっぱりコースロストしてしまった( ;´Д`)

それだけ準備していたにも関わらず、
2日ともスタートしてすぐのところでロストしてしまいました( ;´Д`)
下記にその時の自分の歩いたログがあるのでお見せします。

コースロストした時のマップ

これは初日。
登山口から完全に思い込みでコースに入っていしまいました。
ちょっと見づらいですが、
薄い線が登山道です。
一時はコース上を歩いているんですが、
勝手に右手に進みコースアウト。
しばらく倒木の中を歩きなんとかコースに戻りました。
MTDさんゴメンナサイ。

コースロストした時のマップ

そして2回目。
初日の失敗があったのでかなり慎重にはいったのですが、

最初からロスト( ;´Д`)

もう、そうとうにへこみましたorz

この日はかなりの傾斜を一緒に行ったSWMさんに登らせてしまいました。
(後ろから軽く殺意を感じていました…。ウソウソ)
赤いテープがあったので、戻るとは思っていたのですが、
それにしたって山道ではちょっとの差が命取りになることもあるといいます。
間違いに気づいたら無理せず元に戻りましょう!!

SWMさん、ほんとうにゴメンナサイ( ;´Д`)

大会では、コーステープのある中を進みますし、
多くの人と進むので間違わないと思いがちですが、
普段の何もない山道は些細な事で道を間違うこともあります(←オレだけか?)
コースに戻ってからは、比較的わかりやすかったので、
それ以降大きく間違うことはありませんでしたが、
思い込みは大敵ですね。

前半の山場、大日ヶ岳と釈迦ヶ岳を目指す

修験道トレイルはこんなコース

峰入り古道から大日ヶ岳→釈迦ヶ岳まではこんな切り立った岩の上を歩くコースが続きます。
まさに、修験道って感じ。

大日ヶ岳山頂

小さくアップダウンが続く道を行くと、
大日ヶ岳山頂までの厳しい直登コースがお出迎え。
ここは結構厳しい直登コースです。
そしてその直登コースを登ると大日ヶ岳山頂。
頑張って登った割には山頂は大して見晴らしはよくありません。
山頂を下ると今度は激下り。
気をつけて降りないとちょっとヤバイくらいです。

釈迦ヶ岳までの直登

下ると今度は釈迦ヶ岳山頂までの連続直登コース。
さっきいたところから平行に渡してくれればいいのに、
なんか損した気分になります(´・_・`)
いやいや、山を愛するドMなトレイルランナーなら、
嬉しいはず!
気持ちのせいか釈迦ヶ岳山頂までの直登コースが神々しくさえ感じられます。

釈迦ヶ岳山頂

そしてやっとの思いで登った釈迦ヶ岳山頂。
こちらは木曜日登った時MTDさんと記念撮影。

釈迦ヶ岳山頂

そしてこちらは日曜日に登った時に撮ったSWMさんとの記念撮影。
1週間に2度も登るなんてアホです。
しかも2度もロストするなんて本当に大アホです( ;´Д`)

釈迦ヶ岳からの眺望

釈迦ヶ岳からの眺望は素晴らしいです。
ただ、2回とも気温が高く日差しを遮るものが無かったので、
すぐに下山しました。

ロード区間はちょっと危ないので注意が必要

一緒に行ったMTDさんの足の具合があまり良くなかったので、
岩屋神社から宝珠山へ抜け、
練習がてら14キロのロードランでスタート位置まで戻ることに。
MTDさんにはゆっくりと歩いてきてもらって、
私は小石原まで戻り車をとって迎えに行きました。

下山コースは第1回修験道トレイルのコースで一度通った道だったので、
沢を下る際ちょっとロストしかけたのですが、
すぐに気がついて下山することができました。

東峰村は国道211号線で南北に宝珠山と小石原を繋いています。
公共交通機関の便があまり良いとはいえないため、
今回のように宝珠山に出て、
小石原へ移動するにはバスの時間を調べておかないと不便です。
しかも走るとなると交通量が多い割に歩道の整備が悪く危険な箇所も多いです。
注意して走る必要があると思います。

2回目は岩屋神社から先のコースをたどります。
その2へ続く

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この記事を書いた人

パソコンとネットの何でも屋さん兼農家見習い中
2021年に奥さんに腎移植して人生の価値観が大きく変わりました
何が起きても諦めずに生き抜く力が一番大切
時々ブログも書いてます

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